【2021年版】30歳・理想の1日
6:00 起床
大きな窓からの陽射しが差し込む朝。Apple Watchの振動だけで起きる生活をもう何年も続けている。一緒に暮らす猫のベスと一緒にあくびをしながら、自分の朝ごはんの用意を始める。ベスは水を飲んでいる。
7:00〜7:30 朝食
「朝の光が綺麗に差し込むか」
部屋探しのときにかなり重視したポイントだった。そのおかげで毎朝朝ごはんの写真を撮るのが楽しい。毎朝カメラを構える度に、この部屋にして正解だったなと思うのだ。
カメラで撮ることもあり、朝ごはんは簡単につくれるかつかわいくなるレシピを探し続けている。
朝ごはんをカメラで撮っているうちにベスもお腹が減ったのか、ごはんが欲しいとアピールし始めた。ごめんごめん、ごはんね。ベスのご飯も用意して、一緒に朝ごはんを食べる。
朝ごはんを食べたあと、部屋を軽く掃除し、皿洗いもしておく。すぐ洗うのが一番効率が良いと気づくのに何年かかったのだろうか……。
8:00〜10:00 執筆
仕事部屋で納品が迫っている記事を書き始めた。時間はまだ7時。
2時間ほど集中して、一区切りついたところで休憩。先方にメールを送れたので、なかなか良い進捗を生み出せた。
10:00 コーヒータイム
休憩時間はコーヒーを淹れる。
おうちで満足のいくコーヒーを飲めるようになったことで、わたしのQOLは間違いなく爆上がりした。朝は自宅にこもって作業をしたいと思うわたしにと相性がよかったのだと思う。
若い頃はスタバのホワイトモカとドトールのハニーカフェオレのルーティンを回していたけど、いまは友人とお茶を飲むときぐらいしか飲まなくなった。日常から思い出に格上げである。
朝10時のコーヒータイムは朝型人間の最高の贅沢だ。
そういえば、「カフェインの摂りすぎは体に良くない」と聞いたので、最近はデカフェの豆を色々試し始めた。なかなかこれ!という一品に出会えていないので、今度コーヒーに詳しい友達に話を聞こうかな。
10:30〜11:30 外出準備
今日は大好きな友達のウエディングフォトのロケハンがある。
「デジタルとフィルムで、ウエディングフォトを撮って欲しい」と依頼があったのは、約3ヶ月前のこと。
わたしがフォトグラファーとしてお金をいただけるようになったのは、5年くらい前。そこにいる人と人との時間、思い出の色や温度、香りを写真で切り取りたいと思って、シャッターを切り続けている。
そんなわたしにとって、ウエディングに携わるのは夢であり、目標だった。依頼を受けた時、思わず泣きそうになってしまった。いや、実はこっそり泣いた。
この3ヶ月間はワクワクが止まらなかった。
情報収集をしながら、依頼してくれた大好きで憧れの友達カップルにヒアリング。撮影場所を決定後、撮影スケジュールや当日のドレスやヘアメイクなどのアテンドも友達カップルと一緒に調整した。
「ザ・ウエディングフォトみたいな写真じゃなくって、いつもせいらが撮っているみたいな写真をドレス姿で残したいの」
「ふたりらしさが写真にあらわれているものにしたい」
わたしの写真を好きだと言ってくれる友達カップルの大事な1日をもらえるなんて。ヒアリングしながらまた泣きそうになったが、仕事を引き受ける側としては納品前に泣くわけにはいかないのでぐっと我慢した。
13:00〜15:00 ロケハン
今日のロケハンでしっかり成功するイメージをつくる、そう思って撮影場所へ。気持ち良い春の日だった。当日もこれくらい晴れるといいな……。
当日の撮影時間は11時〜14時。夕方はふたりの新居へお邪魔し、ご飯を食べるなどの日常フォトの依頼もあった。大好きなふたりをこのカメラで撮る。なににも代えがたい経験になる。胸が踊る。
ロケハンはスムーズに進んだ。わたしが撮りたい光、ふたりのイメージにぴったりの写真が撮れる。2時間夢中で写真を撮り続けた。家に帰ったら、少しレタッチしてみよう。
撮影場所やカットに関するメモをスマホに入力しながら考えるのはふたりの当日の笑顔だった。人生で最高の笑顔を撮りたいなんて贅沢は言わないけど、ふたりが納得できる写真を撮りたい。ふたりが「うん、これはわたしたちの写真だね」って笑えるような写真。
普段の平日は基本的には複数社でライティング、ディレクションなどを幅広くやっていて、フォトグラファーとしてのお仕事は週に1回あるかないかである。撮影や撮影の準備が入ると、今日のように平日のお仕事を調整することもある。今日は火曜日だ。
16:00 ブックカフェに寄り道
撮影を終え、お気に入りのブックカフェに立ち寄った。新しい本との出会いはわたしにインスピレーションを与えてくれて、何より楽しい。今度、本を題材にした撮影もしてみたいというのが直近の夢である。
そのブックカフェの選書は本当に毎回好みを突いてくる。毎日通ったら毎日本を買い足す未来が見えるので、隔週で行くというのがマイルールだ。
もちろん今日も新しい本をおうちに2冊お迎えした。満足。積読はもちろんあるけど、ベッドタイムが豊かになればそれでよいのだ。
17:00〜18:00 帰り道
陽が落ちてきて、自分がお腹空いていることに気づいた。撮影に夢中でランチ抜いたからな〜。おうち帰って、夜ご飯をつくろうと決意し、家路につく。
電車を乗り継ぎ、最寄駅から自転車でおうちまで帰る。歩くと30分かかるのだ。夕方の光の美しさに自転車を止め、何度もカメラのシャッターを切ってしまう。同じような写真なのに、毎日違う。それこそが日常で、わかるようでわからないグラデーションを重ね、わたしたちは変化し続ける。その途中のわたしの感性をなんとかかたちに残すために写真を撮る。写真のお仕事、増やしていきたいなあ。ちょっとSNSの発信の仕方、変えてみようかな。
19:00 夜ご飯
夜は基本和食。だいたい作り置きなので、ワンプレートに盛るだけ。これにプラスして、お味噌汁をつくる。ワンプレートは皿洗いが減るのが最高すぎて続けている。コツは愛すべき平らな1枚のうつわに出会うこと。ここを妥協してはいけない。
ベスもお利口さんに今日も待っていてくれたので、一緒にゆっくりご飯を食べる。
20:00〜21:00 noteを書く / 思考整理
noteを書いたり、考えをまとめる時間。自分はいまどこにいるのか、これからどこにいきたいのか、考える時間をつくっている。お気に入りの音楽をかけながら、のびのび考えるこの時間が好きだ。
21:00〜22:00 お風呂
お風呂でゆっくりする習慣がないので、基本的にシャワーで済ませてしまう。その後の時間は、昔よりもちゃんと手間をかけてケアするようになった。30歳という年齢を愛して楽しみたいという気持ちから来るものだと思う。
22:00~23:00 読書
ベッドの横にはいまわたしが読みたい本たちを置いている。リビングにある本棚から選ばれた本たちがわたしに読まれるのを待っている。
今日は買ってきた本をパラパラとめくっていたら、眠くなってしまったので、そのまま消灯。おやすみなさい。明日は朝ごはん何にしようかな。
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