アナスタシア 響きわたるシベリア杉 シリーズ1
§ コンサート・イン・ザ・タイガ P100~101
…たとえば、闇の勢力がどういう手段を用いてこんなにも女性たちをだましているのか、そこがまだつかみきれていない。それをはっきり知りたい。
闇の勢力に動かされて、彼女たちは無意識のうちに、ただ身体の美しさや魅力で男性を惹きつけようとする。
そのために的確な選択ができなくなって、自分のソウルメイトに出会えずにいる。そしてあとになって苦しむ。
彼女たちは、本当の家族をつくれない。なぜなら…
§ 新しい星を天空に灯す P108~120
闇の勢力が、男性の中の利己的な肉欲を強化して、神から与えられる恩恵から遠ざけようとしている。
闇の勢力は、彼が肉体的な満足のみを考えるように仕向け、その満足は容易に得られると、あらゆる手段で洗脳する。そうやって男性を真実から遠ざけているの。
それを知らず、だまされた哀れな女性たちは、生涯、苦しみばかりで過ごす。失ってしまった神からの恩恵を探し求めながら。彼女たちは探す場所をまちがえている。
男性の肉欲のみを満足させるため彼に服従する女性は、彼を密通や不倫から遠ざけることはできない。もし、二人の関係がそういうものなら、一緒にいても二人は決して幸せになれない。
二人の人生は、「一緒」という錯覚、嘘、暗黙のうちに認められた欺瞞であり、彼女はその男性と結婚しているいないにかかわらず、たちどころに娼婦になってしまう。
この偽りの結合を強化するため、人類はどれだけ多くの法律や取り決めを―宗教的なものであれ非宗教的なものであれ―発明してきたと思う?すべてむだだったわけだけど。
そういう取り決めは、人々に演技をさせて、そのような結合が存在するように見せかけることを強いただけだった。人の内面の思いは不変であり、誰にも、そして何ものにも従属しないのに。
イエス・キリストはそれを見抜いていた。これを阻止しようとして彼は、
「だれでも、情欲をいだいて女を見る者は、心の中ですでに姦淫をしたのである」(マタイによる福音書 第5章二十八節)
と言われた。
あなただって、もうじき、家族を捨てる人間に不名誉な烙印を押そうとする。でも、どんなものも、どんなときも、どんな状況も、直感的に感じる恩寵や最高に満たされた状態を探し求める欲求から人間を遠ざけることはできない。
偽りの結合ほど恐ろしいものはない。
子どもたち!わかる?ウラジーミル。子どもたちよ!
彼らは結合の不自然さと虚偽を感じとる。そして両親の言うことは何でも疑うようになる。子どもたちは受胎の瞬間における嘘まで潜在意識下で感じ取るし、それが子どもたちをとても悲しませる。
考えてみて。いったい誰がたんなる肉体的快楽の結果としてこの世に生まれてきたいと思う?人は誰でも、単なる快楽の結果としてではなく、偉大な愛の高まりと創造への熱望のもとに生まれてきたいと願っている。
偽りの関係を結んでしまった人は、そのあと密かに本当の満足を探しはじめる。次々に別の体を求めたり、、あるいは自分の体を破滅的に用いていく。
真実の結合がもたらす恩寵から、自分たちがどんどん離れていっていることを直感的に知りながら…
…アナスタシア、ちょっと待って。男と女は出会いのはじまりがセックスだったら、みなそんなふうに運命づけられているのかい?取り返しはつかないのか?状況を修復することはできないのか?
できるわ。どうすべきかは私はわかっている。でもどんな言葉をどこから探してくるかが難しい。私はずっと探してきた。過去にも未来にも探してきたけれど、まだ見つからない。
もしかしたら、その言葉はすぐそこまできているのかもしれない。新しい言葉が今にも現れようとしている。生まれようとしている。人々のハートと意識にしっかりと届く言葉、人間本来の起源について、古代からの真実を表す新しい言葉が…
アナスタシア、そんなにあせらなくていいよ。今の段階では、自分の語彙の範囲でおおまかに表現すればいい。二人が本当の意味で満たされるためにはほかに何が必要?
自覚していること。命を生みだすことへのお互いの熱意。その熱意の誠実さと純粋さ…
…きみはセックスだけの関係は悪だと言っている?
そう、とてつもない悪。人を真実から切り離し、家庭を破壊する。あまりにも大きなエネルギーが行き場を失ってしまう。
それじゃあ、なぜ、おびただしい数の雑誌が、官能的なポーズをした裸の女性の写真を載せて出版されているんだ?なぜセックスを前面に出した官能映画があちこちで上映されているんだ?みな大人気だ。需要があるから供給されている。きみは人間性を完全に悪だというのか?
人間性は悪ではない。でも闇の勢力の、精神性を低下させ肉欲をかりたてるメカニズムはとても強力で、それが人々に不幸と苦痛をもたらしている。
闇の勢力は女性の美しさを利用して人々に作用する。本来、女性の美しさは、詩人や画家やさまざまな創作のスピリットを目覚めさせ、育むために与えられたもの。でも、それには、その女性が純粋でなければならない。
純粋さに欠けると、彼女は男性を肉体的魅力、つまりからっぽの器の外側だけの美しさで惹きつけようとする。こうして彼女は彼を惑わし、その惑わしゆえに自分自身も生涯苦しむ
それでどうなるんだ?何千年もの間、人間性には闇の勢力と闘うだけのパワーがなかったわけか?さっききみが言った霊的指導者たちの教えにもかかわらず、人間性は闇の勢力と闘えなかった。ということは、闇の勢力は闘える相手ではないということ?闘うべきではないと?
絶対に闘うべき相手よ
誰が闘える?
女性たち!努力の末に真実を知って、自分たちの目的を知った女性たち。彼女たちによって男性たちも変わるのよ…
…私はあなたを変えた…あなたはもう、破滅的なセックスができなくなった…
…あなたは本当の男性になった。だから、これまでのようなセックスには嫌悪感をもつようになる。そういうセックスは、昨夜あなたが経験したものをもたらすことはない。昨夜と同じ感覚は、あなたが彼女の子どもをほしいと願い、彼女も同じようにそれを願うとき、つまり、彼女があなたを本当に愛しているときに可能になる
彼女が私を本当に愛しているときだって?そんな条件じゃあ、そんなことが起こるのは、一生の中でほんの数回だろうよ
それで十分。それで一生幸せでいられる。本当よ、ウラジーミル。私が保証する。そのうちわかる、そう感じるようになる。
人々は肉体から関係に入り、何度も繰り返すけど、肉体的な結びつきだけでは、真の意味での充足感は決して得られない。男と女は、光の勢力がもたらすインスピレーションと創造への熱望の中で、存在のあらゆるレベルでひとつになったときに壮大な充足感に満たされる。創造主はこの体験を人間だけに与えられた。
この充足感は、すぐに消え去るものではなく、たんなる肉体的な感覚とは比較にならないほど壮大なもの。満たされた感覚は長い間持続し、すべての次元の存在があなたとその女性を祝福し、幸福感で満たす。女性は、神のかたちに似せて子どもを産む力を与えられた…
…きみは人生の最大の楽しみを私から奪った。みんないつだってそれを得るために苦労し、そのことを考えているんだ。口には出さないだけで
それは錯覚よ…その楽しみというのは…私は恐ろしい、破滅的な、罪深い衝動からあなたが解放されるように、それを取り除くお手伝いをしただけ…
…お酒を飲んだりタバコを吸ったり、たくさんの動物の肉を無神経に破壊してたらふく食べることがそんなにいいこと?素晴らしい植物たちが、人間の食物として特別に創られているのに…
…多くの人が酒を飲んだり、タバコを吸ったり、美味しいものを食べることを愉しんでいるんだ。それがわれわれのやり方だ、わかるか?それがわれわれのやり方なんだ!
だけど、今あなたが言ったことはすべて、健康によくないし、有害だわ…
…どうしてあなたは自分のまわりの人々がふつうだと思うの?
どうしてって、彼らが多数を占めているからだ
それは十分な理由にならない…
…それから、私はもうひとつの致命的な罪から、あなたを解放してあげたかった
何だ、それはいったい
プライドという自尊心…
ダーチャ(手作りの家と菜園のある郊外の別荘。ダーチャの所有者はダーチュニクと呼ばれ、ロシア人の六割を占めると言われる)で植物を熱心に育てているダーチュニクたちも、植物や動物と話している。まだ気づいてはいないけれど、そのうち気づくようになる。もう気づきはじめている人もたくさんいる…
…どうか信じて。私がもっている能力は、すべての人間に本来備わっているもの。人間は、その起源にまでさかのぼるはじまりのときから、こうしたことができるように創られている。だから私がやっていることは、本当に誰にでもできること。
いずれにしても、人間は本来の源にたち帰っていくはず。光の勢力が勝利を得るとき、ゆっくりとそういうことが起こる…
…彼らにも私にも、やることがある。私は世界中の、あなたたちがダーチュニクとかガーデナーと呼ぶ人たちを助けようとしている
応援いただきましたサポートは、 アナスタシア第4巻『共同の創造』の「祖国(Home Land)」を現実に創造するための費用として活用させて頂きます。 「祖国(Home Land)」が創造されるまでの活動のご報告も致しますので、ご参考にして頂けましたら幸いです!<(_ _)>