美容業の魅力って何?と聴かれたらどう答えますか
魅力はたくさん
美容の仕事って、どんな魅力がありますか?と 聴かれるたびに考えるのは、
長く続けられる仕事。 人に喜ばれる仕事。 キレイになることをお手伝いし、その方の魅力を引き出すことで自分自身も幸せを感じる仕事。
言い出したらきりがないのですが、本当に魅力にあふれた仕事です。
イギリスでの調査で、美容業(ヘアメイク、エステティシャン、ヘアスタイリストなど)に就く人の 幸福度は、ほかの業種の人に比べると群を抜いていると言います。
長く活躍する人が多い
私の周りでは、中学からの同級生も美容師やエステティシャンであったり、友人たちのお母さんが美容師であったり、と社会人になる前からの知り合いで、美容関連の仕事をしている人は多くいます。お母さん方も現役の美容師です。
また、一番初めにお世話になった会社(サロン)の女性の先生も、80代ですが、今も現役の美容師として活躍されています。
先生は、昨年お店に伺った時に、シャンプーをされているところで、驚きました。
周りのスタッフも、 「先生には、無理して欲しくないので、シャンプーは私たちがやりますと言っても、動いていないとダメみたいです。」と話していました。
私自身、美容業界に入って、24年目になります。と言っても、30年、40年以上のキャリアの先輩方がたくさん活躍されているのを想うと、 まだまだ!と思いますし、その仕事に向かう姿勢を見聞きするたびに、見習おうと思います。
今でも続けている仲間はどのくらいいるのだろう
今でも交流のある美容学校時代の同級生と
「今でも連絡が取れる人はどのくらいいるか?」「そもそも、美容業界にいるのか?美容師を続けている人はどのくらいいるのか?」 という話をすることがあります。
「卒業して10年経ったら、美容師している人は、クラスの10%くらいになっていると思うよ。」 と聴いたことがあります。
私が在籍していたクラスは30人強。
すでに20年以上経つので、その計算で行くと、3~4人よりもっと少ないかも、ということになります。
今は、美容室検索サイトやSNSの普及もあり、「美容師 〇〇〇〇」と検索すれば、お店や本人の情報も調べられます。
クラスメイト達のその後、全てを追うことは難しいですが、美容業を続けている人は、何とか見つけられる、と言ったところです。
サロンオーナーになった人 美容師を続けている人
今、知る限りで、同級生のうち、 自分以外には3人、美容師を続けているのは知っています。 卒業して20年以上経った今でも、同じ業界で頑張っている仲間がいることは、励みにもなり嬉しいことです。
今は美容の仕事を離れた友人たちとも、そこを 通じて出会えたと思うと縁があるのだと、有難く思います。
長く働くには
ずっと美容師をしていきたい。 ずっと働ける環境を探している。 という声をよく耳にします。
待遇や環境は、もちろん大切ですが、 自分が長く働くために必要なことは、何か?
応援してもらえる人であること。 それと同時に人を応援できる人であること。 今あるのが当たり前ではなく、周囲に感謝できること。 これらを理解し、人との縁を大切にすること。
長く働く美容師の先輩たちの口から出てくる言葉は、自分がどうこうではなく、 常に「周りへの感謝」です。
それを知るからこそ、長く活躍されているのだと感じます。その姿勢を見習い、私も長く働きたいです。
自分自身もお世話になっている美容業界。
その魅力をもっと多くの若手美容師、これから 美容師になろうと考えている人たちに伝えていきたいです。
Aya Horiguchi