"教える"ことはコミュニケーション!?
"複数の人から教わると、言うことが違うから混乱する"
これは"教える、教わる場面"でよく耳にします。
教える側の力量が足りないから
マニュアルが悪いから
教わる側のマインドの問題
など、色々に言われますが…
近頃は、美容業界も
オンラインで教育システムを構築するサロンや
組織も増えてきて
教わる側も一貫して同じことを教えてもらえる、
など少しずつこれらの問題を解消できる様になってきたといいます。
良い方向にガラリと変わった!
というところもあるかもしれませんね。
否定から入ることがアカンのでは?
この"混乱する"問題について、感じることがあります。
"誰がこんな風に教えたの?"
"それ、誰から言われたの?"
完全に否定から入り、かつ詰問される場面を
目にする(した)ことがありますが、これが
"混乱を招く" 原因なのでは?
先に教えてくれた人のことも教えて貰った内容も否定され、
教わる本人も責められている感じ…
頭ごなしに"否定される"のは
誰しも受け入れ難いこと
教わる方としては、泣きたくもなりますよね。
これでは、前向きに進めない感じがします。
教える側も気をつけなければ。
テニススクールで学んでいること
ちょっと話がそれますが
6年ほど、お世話になっているテニススクールで
時々、クラスを振替えてレッスンを受けることがあります。
いつものコーチのクラスとは違う
この振替レッスンで
新たな気づきがあったり、コツを掴めた!
ということもあったりします。
同じスクールなので
コーチ陣の教え方が大きくかけ離れることはないですが、
コーチそれぞれの指摘するポイントや
アドバイスの仕方がちょっとずつ違うので
色々な視点で、うまくなるポイント、改善箇所を教えてもらえます。
この時にコーチ陣からは、ネガティブな感じの
"それ、誰が教えたの?"
という雰囲気はありません。
これ、結構大事なことなのだと感じます。
クラブとしてのポリシーや
コーチそれぞれのスキルや魅力をきちんと
共有しあえているからこそ
生徒も安心して
"違う視点からのアドバイス"を貰えるわけです。
これは、"教える"ことのヒントにもなります。
"教える"もコミュニケーション
"否定しない"
"違う視点からのアドバイス"
"気づきを与える"
美容の分野で技術を教えるとなると
"ベーシック"と言われることも
サロンによって、違いがあります。
場合によっては、同じサロンの中でも、人によって違うこともあります。
みんながみんな、生え抜きで同じサロンで育ったというわけでなく、
中途採用組も多い美容業界。
「そんなやり方じゃだめだよ」
という否定からではなく、
そういうやり方もあるんだね。
それってどんな意図があってやるの?という
投げかけから、互いの違いを理解し
更にこんなやり方もあるよと意見交換や共有するほうが、気分が良く進むのでないかと感じます。
技術習得には、もちろん厳しさも必要ですが
ただ、
"否定すること"は"厳しさ"とも違います。
楽しいだけでは、すまされないことだけれど
楽しくないと進まない。
気づきがあるから、楽しい!と思えるし
先に進もう!という力にもなる。
教えるも、教わるもコミュニケーション。
せっかくやるなら
楽しく前に進みたいし、進ませたい。
良いコミュニケーションを!
"教える側"として大切にしたいことです。
Aya Horiguchi
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