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あなたの頭皮は何色ですか?
「自分の頭皮、見たことある?」
美容師の皆さんは、自分の頭皮を見たことがあるという人が多いと思います。
もちろん、直にではなく、マイクロスコープなどで頭皮の様子を映し、モニターで見る。ということですが、最近のマイクロスコープやモニターは進化していて、肌の角質量、毛穴の状態、髪の太さの分析もしてくれます。
↑ これは、ある日の私の頭皮の状態です。
頭皮診断を必ずするというサロンでは、毎回、 お客様の頭皮の状態をチェックし、モニターなどでお客様にも見ていただいていると思います。
美容学生はどうなのだろう?と思い、訊いてみたところ、自分の頭皮を見たことがあるという人は 2〜3人でした。
今、自分の頭皮がどんな色なのか? どういう状態か? 見ようと思えば、合わせ鏡などで見ることはできますが、細かいところまではなかなか…
いつもと違うこと 例えば、 「ものすごくかゆい!」 とか 「何かが出来てるみたいで、痛いな。」 など、特別に困ったことがなければ、頭皮を見てみよう!という気にはならない人がほとんどだと思います。
お客様の頭皮の色、様子を見る癖をつけよう
「シャンプーをする前にモデルさんの頭皮をチェックしよう。」
シャンプーの授業を受け持つにあたり、 美容従事者として社会に出た時に”身についていると良いこと”を伝えよう、と考え その一つとして、 学生たちに、シャンプー前に相モデル(練習相手)の頭皮を見るように声をかけています。
実は、頭皮にはたくさんの情報があります。
乾燥気味、逆に皮脂が多い、フケがある、炎症気味、ちょっと疲れ気味、など頭皮チェックをすると見えてくる不調もあります。
シャンプー中やシャンプー後も、頭皮の色は変化します。敏感肌であれば、赤くなったり、汚れが落ちれば、綺麗な青白い頭皮になったりもします。
ただ、シャンプーする。
ではなく、美容のプロとして、お客様の頭皮の状態を確認し、頭皮ケア、ヘアケアのアドバイスが出来るのは重要なこと。
学生のうちに、"まずは頭皮チェックをする!" が習慣になれば、美容師に限らず、美容関連の仕事をする時でも役立つはず。
頭皮だけでなく、お客様の様子、体調の変化などにも気づけるようになるのではないかと考えています。
アドバイスしてくれる存在になろう
学生たちには
「自分がお客様だったら、どんな美容師に、どんなエステティシャンに、ビューティーコーディネーターに担当してもらいたいか?」
を投げかけています。
「自分に必要な情報を提供してくれる人」→→ 「信頼できる」 「またお願いしたい!」 「話を聴きたい!」
「頼りにされるプロになりたいよね。」
ということで、 今のうちから頭皮チェックを習慣にして、 お客様のことを知る手立てや、コミュニケーションを積極的にはかる習慣、 アドバイスのできる美容従事者を目指してもらいたい!と思っています。
Aya Horiguchi
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