生活に使えるMBA理論~蜘蛛の糸~(16) 政治の目的
豊かな街を作る
と
(今の)市民の生活を豊かにする
は似ているようでやることが違うと思っています。
コロナ禍 → リモートワーク → 地方移住
の流れのときに当時の職場の人に説いたことがある。
これからオレが10万人東京から押し寄せてくるとしたら
キミらは生き残れるのか?
この街が(いわゆる)発展して、選択肢が増えて、「豊か」になって、
仕事が増えて、人口が増えたとき、
そこにキミの居場所はあるのか?
キミには仕事があるのだろうか?
オレは、今のままではキミたちは淘汰されると思う
今のうちに山奥に引っ越したほうがいいよ
この街を豊かにするというのは、社会体制が豊かになることを目指しているのであって、
夜中はアホみたいにスピードが出せるバイパスがいよいよ首都高になるかもしれないなんて話や、インフラの整備をすることで商流を増やすところまでの話。
なんだかよくわからないけれど、それだけでも市民はおこぼれに預かれる。まぁそれは間違いない。
そこまででいいの?30年かけて?
首都移転は現実的とは思わないけれど、もしもそんなことが起こったら、
街は豊かになる。
けれどそこに今の市民の居場所はなくなると思います。
ボクは別にそれでも一向に構わないんだけれど、だってボクは生き残れるもん。
街の発展とは、市民の競争力の向上とセットでなければ余所者に乗っ取られるだけです。
ところが、かつて我が国で教育が選挙の論点になったことは極めて少なく、ましてや社会福祉的観点からの教育ではなく、競争力を向上するための教育なんてスローガンにあげていた政治家はいません。
AIに聞いてみました。
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1990年代後半から2000年代初頭:
教育改革が一つの大きなテーマとなったのは、この時期です。特に、中央教育審議会が提言した「ゆとり教育」に対する賛否が議論されました。「ゆとり教育」は、競争力よりも個性や創造性を重視する教育方針でしたが、結果的に学力低下が指摘され、後に見直されました。
2012年の総選挙:
安倍晋三が自民党総裁として「教育再生」を掲げ、学力向上や道徳教育の強化を訴えました。これには、日本の国際競争力を高めるための教育改革も含まれていました。
近年の選挙:
経済競争力の強化に関連して、STEM教育(科学・技術・工学・数学)やデジタル教育の推進が選挙公約に含まれることが増えています。特にデジタル化社会に対応するための教育改革は、多くの政党が注目するテーマとなっています。
教育政策が選挙の主要争点となることはあるものの、「競争力を高める教育」に特化した選挙は、他の社会問題や経済政策と絡み合って議論されることが多いです。
教育政策が「競争力を高める教育」に特化して選挙の主要争点になることが少ない理由はいくつか考えられます。
理由
短期的な成果が見えにくい:
教育改革は長期的な視点が必要です。選挙では、短期間で成果が出る政策が有権者にアピールしやすい一方で、教育政策の成果は数年から数十年後に現れるため、選挙の争点としては魅力が低くなりがちです。
即時の生活への影響が少ない:
教育改革は重要な問題ですが、有権者の日常生活に直接かつ即時的な影響を与える政策(経済政策、社会保障政策、税制改革など)に比べて、投票行動に結びつきにくいことがあります。
複雑で分かりにくい:
教育政策は専門的で複雑な内容が多く、有権者全体に理解されにくい面があります。また、教育の効果や必要性についてのコンセンサスを得るのが難しいため、選挙の争点としては敬遠されがちです。
既得権益や制度の硬直性:
教育制度には多くの既得権益が絡んでおり、大幅な改革には抵抗があることが多いです。また、教育制度そのものが保守的であるため、大胆な改革が難しいという側面もあります。
政治家の関心:
政治家は票を集めるために有権者が関心を持つ問題に焦点を当てがちです。経済政策や社会保障政策は有権者にとって直接的な利害関係があるため、選挙の争点として優先されることが多いです。
まとめ
教育政策が選挙の主要争点として取り上げられることが少ない理由には、短期的な成果が見えにくいこと、即時の生活への影響が少ないこと、複雑で分かりにくいこと、既得権益や制度の硬直性、そして政治家の関心の問題が挙げられます。教育は長期的な視点で重要な課題であるにもかかわらず、これらの要因により選挙では後回しにされがちです。
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要するに票にならないからということなんですが、
それでいいの?いいならいいけど。
田舎の本気は目に見えて甘いと思っています。
そりゃぁ幸せの公式的にも、ジャリ銭商売しかない田舎では、投下する費用もジャリ銭にならざるを得ないわけで、それが世界だと勘違いするのも無理はないんですが、それじゃ乗っ取られるよ。
当時の職場の人の回答は
きっとその通りになるのでしょう。
でもボクたちはそれでも、もしかしたら生き残れるかも知れないと最後の最後まで根拠のない願望を持ち続けて死んでいくのだと思います。
だって。
ま、それでいいなら止めないよ。