ビジネスモデルキャンパス
1日2リットルの水チャレンジをして、夕方5時の時点で3分の1しか減ってない藤田です。
さて、今回は「アイデアは形にしないと価値がない。そのためにはやりたいことが明確ではないといけないよね。」というテーマでお話させていただきます。
テーマの掘り下げ
今回のテーマに、「アイデアは形にしないと価値がない。」とあります。全く価値がないと言ってるわけではありませんが…
例えば、会社でなかなか営業がうまくいってない時に何かいい案がないかと会社内で話し合ってたとします。自分はAがあると思っていたけど、そこでは言わずにその日の飲み会で先輩に伝えました。次の日の朝、先輩が上司にAを提案したところ、次回の営業から採用されて売り上げが上がったとします。
この時、誰が1番会社内から評価されますか?もちろん、先輩になってしまいます。
形にしなければいけないとは、こういうことであって、他にも商品やサービスといったモノに変えなければ価値は無いのです。
ここでアイデアに価値が無い理由を2つ。
(めっちゃ大切だからね。)
一つ目はさっきの例のように、アイデアと行動がセットじゃないことです。
これは理解してくれたかと思います。
二つ目は、そのアイデアは過去に何億回も生み出されて、既に潰されてるアイデアだから。
自分が「このアイデアはいける!!」のアイデアが実は過去にどこかの誰かが実証して、メタクソに潰されているから、そのアイデアは今はどこにも無いってわけです。
要するに勘違いしてしまっているということ。
ここまでが前置きになり、これを踏まえた上でビジネスモデルキャンパスについて考えていきます。
イノベーションを起こすしかない。
「凡人の武器はイノベーションだけ。」
この言葉を聞いてあなたはどう思いますか?
(何このクソやろうとかかな)
しかし今の時代は、イノベーションは大企業よりもベンチャーから生まれやすい。
実際に、Appleもガレージから始まり、Googleもレゴのサーバーから始まっています。
例えば、コンビニを利用したサービス開発をしましょう!となった時に…
一般人の場合は、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート…などの多くの店から発展させようとします。
伊藤忠商事の人の場合、ファミリーマートから発展しか考えることしかできないのです。
凡人の強みとして、幅広く、フレキシブル、スピーディーがあるのにアイデアを奪い取ってやろう精神じゃ、とても効率の悪いビジネスモデルになってしまいます。
起業する!ってなったら…
よくありがちな質問があるのですが…
「ここにラーメン屋置いたら絶対に儲かるからだしませんか!??」
「自分整体師なんで、お店出したいです!」
これらの答えは「知らねーよ。」です。
何が言いたいかというと、「需要が先に来ないと価値は中々生まれない。」です。
「オ○ニービジネス」とも言えますね。
#以下OB
需要と供給がマッチしてから価値が生まれるわけですが、需要が9割先にきます。
クオリティの高い商品やサービスを生み出しても、中々、新たなニーズとはなりません。
そこで、OBにしないために考える9個のことを紹介していきます。
ビジネスモデルキャンパス
①顧客セグメント
②提供価値
③チャネル
④顧客との関係
⑤収益の流れ
⑥リソース
⑦主要活動
⑧パートナー
⑨コスト構造
それぞれ具体例を主に見ていきますが、本当に①顧客セグメントが極めて大切なので、深海ぐらい深くみていきます。
①顧客セグメント
なぜ、顧客のセグメントが1番大切かと言うと、ここのニーズの把握がズレてしまったら、需要と供給もズレてしまう。つまり、価値が生まれなくなってしまいます。
例えば、アルコール市場だと、日本酒が飲みたい、ビールがいい、ワインでひと時を過ごしたい…と「セグメント」をします。
そこから「ターゲット(年齢性別職業などの選定)」をしてしまう人がいるのですが、ハッキリ言うと意味が無いです。
セグメントにはニーズが存在していて、ターゲティングはビジネスの面においては、誰がお金を払おうが関係ないからです。
そこから市場の中にあるニーズもセグメントしなければいけません。利便性を求めてるのか、快楽性なのか、価格を抑えたいのか…
これらのセグメントを一個一個しないとただのOBになってしまうのです。
ここから「満員電車を解決するためのバス事業」を具体例に挙げて解説します。ここで「YuGa×ネスカフェ」の事業が出てきます。
(下写真のようなサービス)
①顧客はどんな人?
②何がその人の価値になるの?
③どうやって広げるの?
④どうやってリピートさせるの?
⑤いくら儲かるの?
⑥自社の何を使って提供するの?
⑦どう進めるの?
⑧誰と一緒にやるの?
⑨いくらかかって、どれくらい利益出るの?
それぞれに答えていきます。
①顧客セグメント
顧客はどんなひと?
実は多くの満員電車で通勤している人は、
満員電車が嫌いなのではなくて、
通勤時間が非生産時間と感じている人。
というのがペルソナ分析で把握することができた。勝手なニーズの予測をしてしまうと、「満員電車が嫌」というニーズのもと、ビジネスモデルを描いてしまうことになるので、本当にセグメントが大切です。
②提供価値
何がその人の価値になるの?
先程把握した、「生産時間」が課題になります。そこから、何をどのようにして、提供価値を決めます。
ここでは課題である「生産時間の提供」が価値になります。そこで生まれるのが「予約制のバス」です。他の例えだとグリーン車が挙げられますね。
③チャネル
どうやって広げるの?
・福利厚生サービスとして法人向けに利用
・自社の顧客へのご案内の電話
・一般広告(電車、バス、看板…)
④顧客との関係
どうやってリピートさせるの?
・ヘルスコンディションの管理
・初回割引、次回以降のサービスの提供
⑤収益の流れ
いくら儲かるの?
・朝にコーヒーを飲む文化の定着からの
長期的なリテンションの獲得
・法人への提携契約から
・オフィスネスレの販売チャンネル獲得
⑥リソース
自社の何を使って提供するの?
・渋滞情報の仕入れの早い企業との提携
・ネスレブランドとの提携
⑦主要活動
どう進めるの?
ここでは主要活動をまとめます。
・通勤時間のサービスバスの利用
⑧パートナー
誰と一緒にやるの?
・MKグループの提携
・ネスレ朝食との提携
⑨コスト構造
いくらかかって、どのくらい利益でるの?
・初期コスト(1,000万)
・運営コスト(500万)
ここまでのビジネスモデルを描けてやっと事業が成り立つことができます。
最初に「アイデアは形にしないと価値はない。」とお話しました。形にするのにも手間と時間がかかりますが、ここを真剣にやらないと(やりたいことややるべきことを明確にしないと)「価値」が生まれません。
少し長くなってしまいましたが、最後まで見てくださりありがとうございました🙇♂️
ではまた!