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2020年5月10日(日) 東京に馴染むと小説に感情が乗る
冷静と情熱のあいだ 江國 香織さんver. を読み終えた。今は辻仁成さんver. を読み進めている。順正の住むアパートが梅ヶ丘の羽根木公園のそばにある。彼氏の家の目と鼻の先で、それだけでエモーショナルな気分になった。
あおいと順正が夜に歩いた羽根木公園で、私も今日散歩してみた。夜の羽根木公園は鬱蒼として不気味だったが、中に入ってみると人の温もりや声で溢れ 居心地がとても良いことを知れた。
佐賀から上京して6年が経つ。引越しも4回経験し、それぞれの土地への愛着や想い出が増える分 小説に登場する街並みが途端に美しく思えてきた。又吉の東京百景も10年後(その時まで東京にいるのかは分からないが)にはまた違った匂いを纏うんだと思う。自分の知識や想い出が増える分、感銘を受ける作品も増えていくのは 生きている感覚を感情で感じることができ、23年間をゆっくりと脳内に刻む事が楽しくなる。
冷静と情熱のあいだ はイタリアが舞台。ヨーロッパの情景や日の光を表現した文言に私も懐かしさ(ドイツに留学していたのは1年だけだけど)、やロマンを感じるので、イタリアへは行ったことは無いが、遠い土地が身近に思えて嬉しかった。
辻仁成さんのも読んだら、また改めて思ったことを書くと思う。
ミッドナイトゴスペル 4話
それまでは3話がとても好きだと思っていたが、4話もかなり好みだった!人に寄り添う事、許容と優しさと場所の在り方。人と人との違いや悩みを共有する事を不得意とする私にとってのコンプレックスが少し軽くなった。それまでの輪廻転生と比べ 破壊と成長の面が強く、昨日観たハーフオブイットの概念に似ているなと思ったりした。悲しみや死、失敗も、更なる美しい世界への準備だと思うと身軽になれる。
トップの写真は引越しシーズンのゴミ捨て場。汚らしいが、誰かの人生の美しい門出でもあるんだ。
モッツァレラチーズが美味い!値段がお高いのがネックだが(ドイツでは50€程で売っていた...!)、それに見合う幸福感が得られる。300円のモッツァレラチーズは躊躇して買うのに、500円程のスターバックスは平気で買ってしまうの不思議だ。