UUUMとCrazy Raccoonの資本業務提携の意味することとは ファンである僕の不安
おはようございます。HYSです。
本日は気になるニュースについて。業界的にはすごいことだろうし、喜ばしいことなんだろう。
事の発端は12月25日に開催された、ApexLegendsの大会『えぺまつり』。
【CRえぺまつり 日本一×日本一】
えぺまつりは株式会社UUUMが主催するApexLegendsの大会。おなじみの配信者が参加する大会で、当日にドラフトをしてチームを決定したり、企画が面白く、Apexファンに愛されている大会です。
そして、UUUM主催ということで、日本のトップYouTuberヒカキン氏が参加することでも有名。
そんな、えぺまつりが12月25日に開催されましたが、今回はただの”えぺまつり”ではなく、【CRえぺまつり】と題して、あのプロゲーミングチームとの共催に。
皆さんご存知、Crazy Raccoonです。
CRと言えばApexでは日本で一番人気のあるチーム。実力も日本TOPクラスで、競技シーンとエンタメシーンの両方で後続を大きく突き放している、業界全体で見ても日本のゲーミングチームの代表格の1つ。
そんなCRががえぺまつりとコラボすることに。
それが12月25日に開催された【CRえぺまつり】です。
もはやこのバリューと規模に勝てる大会が出て来るのかと思わせるコラボレーション。
大会内容的にはCR所属のプロプレイヤー2名が王様であるヒカキン氏を守るという内容。参加チームは全マッチメンバーをシャッフルし、ヒカキン氏を倒したプレイヤーには100万円が贈られる。このあたりはUUUMらしい大きな企画でした。
大会自体は盛り上がったのですが、気になったのは最後に発表された、冒頭のニュースについて。
UUUMとCRが定型を結んだということ。
【UUUMとCRが資本業務提携契約を締結】
元々クリスマスにはCRカップが予定されていましたが、12月12日に急遽CR代表から大会が1月16日への延期が発表されました。
発表の場を設けるためにと考えることはできるが、急遽決まったコラボイベントだったことはわかります。
それだけインパクトのある発表でした。
ゲーマーにとっては、【CRえぺまつり】のようなビックイベントの開催や、今までにないインフルエンサーの登場が期待できる。何よりCRがゲーム界の枠を超えた人気チームになっていくという期待はあります。
UUUMが持つ資本力、企画力がCRを更に盛り上げていくことは間違いないでしょう。
それが業界の発展に繋がる。。。
■CRは今後どうなる
ただ、手放しで喜べるのかといえばそうではないなと感じたのが第一印象。
今回の提携は”資本業務提携”。
UUUM、CR共に、自社サイトに同じ声明を発表しています。
少し違和感があって、これであれば業務提携で良いのではと僕は感じました。
確かにお互いそれぞれ強みがあるし、相互に期待できる効果はあります。CRからすればゲーム界の外からの支援や、より多くのファンが集まるでしょう。
そして、UUUMは公式HPの発表の最後にこんなことが書いてあります。
先日ニュースにもなっていたUUUMの「インフルエンサーギャラクシー事業」。これまでのマネジメント業だけではなく、一緒にビジネスができるインフルエンサーと仕事をしますよという内容。
そして、所属外のインフルエンサーとも仕事をしますとも書かれています。CRもこれにあたるんでしょう。
ではなぜ資本業務提携なのか。一般的に考えると少なからず、UUUMの意向がCR運営に反映されるということです。
良く言えば、より強固な関係を築くこと。確かにそうです。UUUMは資本を、CRには提供される資本に見合った価値はあります。
ただ、僕が最初に感じた率直な感想は、
CRはどうなるの??でした。
ゆくゆくはUUUMの傘下に入ってしまうのではないか。そんなことを考えてしまいます。
僕はゲーマー。
100%CRを応援しています。きっと様々な契約内容があるでしょう。でもどうか、CRをなくさないでほしい。
ニュースを見た時そんなことを考えてしまいました。
■ゲーミングチームの厳しい現実
そして、率直に感じた資本提携の感想は、
「やっぱり資本は厳しいのか??」
この提携でも感じましたが、もっと資本力のある企業がゲーミングチームを立ち上げてもよいのではないか。それこそUUUMは独自でチームを持つという選択肢もあったはず。
ここにeスポーツがビジネスとして厳しい現実にあるということを感じさせます。
CRの代表もインタビューで、別事業をもっていることを明かしていますし、
最初はそこから給料を捻出していたとも書かれています。今はCRで賄えているのかとファンも思っているはず。
中々語られることではないですが、資本業務提携の真実が気になるところ。
CRでもやっていけないのか。となると、これからゲーミングチームを持ちたいという人にとってはかなり辛い現実です。
代表はインタビューでも述べられていますが、選手やチームの人気があることというのが大切。それを考えればUUUMとの連携は大きな飛躍に繋がるはず。
しかし、ファンとしてCRはCRであってほしいし、eスポーツを引っ張ていくチームであってほしい。
応援しましょう。この提携が素晴らしいものになることを。
誰か「それはないから大丈夫」って安心させて欲しいです。
今日はここまで。
HYS