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海外移住を決めた理由




2020年私は日本を離れドイツに移住することを決めました。
現在はドイツで美容師として活動していますが、それまでの背景を語らせてください🙌☺️

はじめての海外
ロンドンでのカット研修


私の海外経験は、2013年に遡ります。

初めての海外は、21歳の時のロンドンのヴィダルサスーンアカデミーでのカット研修でした。(海外でデビュー遅め組です😅)

この研修は、当時の大手美容院での美容師としての技術を磨くために、ヴィダルサスーンさんというカットの基本技術を作った人のアカデミーでカットを学ぶ重要な一歩でした。

ロンドンの洗練されたスタイルや最新の技術に触れることで、自分の視野が一気に広がったのを覚えています。



当時は、60万円の研修費を自己負担で尚且つアシスタントでお給料が微々たるもので、ロンドンの物価の高さに満足行く買い物が出来ずいつか美容師になって稼いだら、また同じ景色を見ようと密かに心に決めていました。

ガネーシャ様に会いに行く

当時22歳の時に、私は目標が定まらずもがいている日々を過ごしていました。
どんなに努力しても、ゴールが見えない焦燥感に苛まれていました。

そんな時、美容師の先輩にオススメしてもらった自己啓発書『夢を叶えるゾウ』と出会い、その中で語られるガネーシャの言葉が私の心に深く響きました。


このままではいけない、何かを変えなければ。と思った私は、ガネーシャに会うためにタイに1人旅に行くことにしました。
タイの地で実際にガネーシャ像を前にした瞬間、夢を叶えられそうな不思議なパワーをもらえた気がしました🫶🐘


ニューヨークでのフォトシューティング研修


その後、ニューヨークでフォト研修に参加し、モデルさんにヘアメイクをして撮影をしてコンテストに応募するようの作品を作りました。

そこで、再び海外の美容に触れる機会を得ました。ニューヨークの多様なカルチャーと自分の良さを最大限活かす人間性から、たくさんエネルギーをもらい私美容に対する情熱はさらに深まりました💪





アジアへの旅とフリーランス美容師として


フリーランス美容師として働き始めてからは、毎月のようにアジアを中心に旅行をしていました。
1人で行ったり、時には姉や友達と行くことも。
来月はどこ行こうかな〜?が口癖になり、香港、マカオ、タイ、ベトナム、韓国、グアム、フィリピンなどの近郊の国をしょっちゅう訪れてました。

しかし、旅がただの浪費になってしまうことに気づき、次第に「旅行ではなく、仕事を通じて世界を見たい」という思いが強くなっていきました。
自分の技術を活かし、世界中の人々に喜んでもらいながら、お金を稼ぎ各地の文化や価値観に触れたいと思ったのです。

世界一周の船旅での美容師経験

そんなことを思ってるうちにフリーランスとして登録していた派遣会社からお声がかかり、ピースボートという地球一周をする船の中で美容師として働きました。(ボランティアではなくクルーとしてお給料を頂いてました。)


私が乗った船🚢のルートは、廈門(中国)⇨シンガポール⇨ポートルイス(モーリシャス)⇨レユニオン島(フランス)⇨エホアラ(マダガスカル)⇨ポートエリザベス(南アフリカ)⇨ケープタウン(南アフリカ)⇨ウォルビスベイ(ナミビア)⇨リオデジャネイロ(ブラジル)⇨モンテビデオ(ウルグアイ)⇨ブエノスアイレス(アルゼンチン)⇨ウシュアイア(アルゼンチン)⇨バルパライソ(チリ)⇨イースター島(チリ)⇨パペーテ(タヒチ)
⇨ボラボラ島(タヒチ)⇨アピア(サモア)
のコースを約4ヶ月かけて乗るルートでした。

常に果てしない海を見ながら訪れる国々で様々な人々と出会い、美容師という仕事を通じて世界の広さや多様性を肌で感じることができました。

クルーズ船では、停泊が各国1日のみという多くルートが決められ、海上は電波がなく高いWifiを購入しなければ電波がない。
1000人以上で4ヶ月1つの船に乗るので、逃げるに逃げられないコミュニティの狭さなど乗ってみないとわからない良い面、悪い面の新たな発見もありました🙌😅

パワースポットハワイで今後について決める

その後、私のパワースポットであるハワイに再度滞在しゆっくり過ごしたいなと思い、2019年12月〜2020年1月まで、再度ハワイに1ヶ月程滞在しました。
クリスマス、誕生日、年越しを迎えて、毎日青い海を見て太陽を浴びながら、自分は今後の人生どうしたいのかなぁ。とひたすら自問自答する日々で、紙に書き出してみたり、1人で自分と向き合う時間を作りました。
この頃実は、日本一の客船(飛鳥II)の内定が決まっていたのですが、『今はもぅ船はいいかなぁ😅』と半分思っていた矢先、2020年2月新型コロナウイルスが流行りはじめ、『ダイヤモンドプリンセス🚢』の中で集団感染が流行りはじめました。のちに、クルーズ業界はしばらくはストップしていました。


初めてのドイツ

そんなタイミングで、ハワイで出会った友人から「ドイツに一緒にいかない?笑」という誘いを受けました。
それまでの海外経験を踏まえて、船で決められたルートを進んで行く人生ではなく『陸地で。笑』
ゆっくりと自分の足で自由に旅をしたい気持ちになりその誘いに応じることにしました。

2020年3月
『新型コロナウイルス』が流行りはじめて日本もそろそろやばそうだし、行っちゃおっか〜!ぐらいの軽いノリで友達と2人でドイツにやって来ました。ドイツに渡独した数日後、美容師の仕事が決まり従業員登録はしたものの、ロックダウンが起きて仕事ができず小売店や商業施設は全て閉まりました。
仕事もできなく日本へ帰ることもできなく4ヶ月間ドイツで女子2人で生活していましたが、『あれ?なんかドイツ過ごしやすいぞ?楽しいぞ?』という感覚になり、ロックダウン中楽しく過ごしておりました。笑


日本に1年間帰る

それまで美容師 『技術さえあれば』『ハサミひとつで』なんて軽い考えで生きていた私ですが、ロックダウンを経験し、【美容院が営業できない。お客様がいない】では、生きていけないことを痛感し、日本で1年間試行錯誤しながら、副業で収入の柱の数を増やそうと、ブログアフィリエイト、YouTube、ライブ配信、仮想通貨、などをやりはじめて、1年かけて副業で月にサラリーマンの手取り月収程の収入を得ることができるようになったため、数百万貯金をして仕事がなくなっても大丈夫なの状態を作り、再びドイツに行くことを決めました。

1年ぶりのドイツ


1年ぶりのドイツは、コロナ禍から通常の生活に戻りかけている反面で、飲食店や小売店ではワクチン証明、陰性証明など厳しい制限が設けられていました。美容師としてとライブ配信やYouTubeと半々な生活をしていました。
まだ海外への行き来は制限がある時期だったので、日本のリスナーさん向けに、ドイツのビール🍺の飲み比べやソーセージの食べ比べやドイツ生活などを発信していました。

彼との交際で移住を覚悟する

海外に長く住むことを決意した大きな理由は、この理由が1番大きいかもしれません。ドイツに来てから新しく彼ができたことです。

1年前のロックダウン中に出会っていたのですが、私は記憶にもないぐらいで、1年ぶりに2度目の再会だったのに、『はじめまして〜』と言ってしまったぐらい印象にない人だったんです。笑

特に、その時期に隠すことも公表することもなかったのですが、彼のプライバシーだけは守りたいと思い、あまりそこについてSNS上に詳しく書くことはなかったのですが、いつのまにか一緒にいることが多くなり、私が住んでいた会社の寮も退去して自然と同棲をすることになっていました。

部屋は同棲した当時に比べると、みるみるうちに私の好みに大変身してしまい、私の好みやワガママにいつも付き合わせてしまっていますが、そんな器の大きさにとても尊敬します🫶


ビフォー


アフター



ドイツ生活そう悪くはないかも?


ドイツ生活をして1年、2年と過ごしていく中で、このゆったりとした空気感が妙に心地よく、日本の都内は〇〇屋(カラオケ!居酒屋!パチンコ!)みたいなデカデカした看板が多く電車の中で流れる広告やなどとにかく目も耳も脳も忙しい。

ドイツに来てから、よくわからないドイツ語もBGMのように聞こえて、脳まで入ってこない、街で見かける広告もわかりすぎないことにより目から脳に入ってこないという、ノイズが減ることにより、自分の人生により向き合える時間が増えたかな?と思います。

あとは、全体的にゆっくり広々としていて、なんとも心地よいですね♡


今後の自分のために外の世界を知る

私がドイツに移住を決めた理由の一つに、今後の自分のためにも、外の世界を知り、経験を積むことが必要だと感じたからです。
今年33歳になりますが、これからの自分や日本の未来を考えたとき、日本経済の心配や国内にとどまるだけでは見えないことや、学べないことがたくさんあると感じました。
外に出て、日本とは異なる文化や社会の仕組みを学ぶことで、見えてくるものがある。
ドイツでの生活を通じて、私は日本の良さを再確認すると同時に改善すべき点や取り入れるべき新しい視点を学んでいます。

海外での良い部分を日本に取り入れたい


ドイツでの生活を通して感じたのは、同調圧力などが少なく自分の意見をきっちり話すことや、人々が互いに尊重し合う文化が根付いているということです。
日本人は、あれが流行っているから欲しい、みんなが、、、。みんなが、、、。という感じですが、ドイツでは、私はこれが似合うから、、、。私はこれが好きだから、、、。この製品のここが気に入ってる。など、自分の意見や好みをはっきりと理解してる人が多くみられる気がします。
そして、環境への配慮や、働くことや休みの日のバランスの取り方など、日本にはない文化もとても素晴らしいと思いました。
私が日本に帰った時には、母校の美容専門学校で毎年講演をさせてもらっていますが、ドイツで学んだ良い部分なども伝えたいと思っています。


今後は???


私のドイツ移住することになったきっかけは、人との出会いや運と
これまでの経験や挑戦が、積み重なったことにより偶然です。

自分では想像していなかった人生になったように、これからのこともあまり想像できてません。笑

これといって形のある大きな目標はないのですが、やりたい!と思った時に、常に行動に移せる自分でいたいなと思っています。有言実行というか、、、。自己実現といいますか、、、。

仕事の面では、日本人美容師としての技術を世界に広げながら、日本とドイツを繋ぐ架け橋として、少しでもみなさんのお役に立てればいいなと思ってます!

ここまでの流れをざっくり説明すると、よくうらやましいと言ってもらえることが多いのですが、それ以上に過酷なこともたくさんあったので別記事で過酷だった経験も書いていきたいと思います。

最後までお読みいたただき、ありがとうございます。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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