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温故知”芯”~へっちゃら解釈~『Impro for Storytellers』≪第6章:へちゃオリジナル≫

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前置き

このブログのタイトルにある「温故知芯」とは、私が大切にしている考え方を表した造語です。先人の知恵や経験を深く理解し、私なりに、その本質を捉えることによって、新たな発見や創造に繋げたい。そんな想いをこの言葉に込めています。

今回は、前回のnote記事からの派生note記事です。

おさらい

このnote記事では『Impro for Storytellers』(Keith Johnstone (著))

の、第6章 Making Things Happen の解釈について拙筆を走らせてきました。

この章では、インプロ(即興演劇)における物語の推進力を阻害する様々な行動が挙げられています。

これまで、この第6章で挙げられている17の行動について詳細に解釈を提示してきました。

さらにそれらのまとめとしての留意点を記載したnote記事、そして、これらの行動を意識化して回避するトレーニング方法についてのnote記事も書いてみました。

〔▽こちらのマガジンにまとめて掲載されています▽〕

ジョンストンは、これらの行動を認識し、避けることで、プレイヤーがより効果的に物語を紡ぎ出せるようになると述べています。

また、これらの行動をあえて取り入れることによって、それがどのように即興演奏の邪魔になるのかを理解することもできます。

本題

さて、これまでのnote記事でご紹介した主要な妨害行動以外にも、物語を阻害する様々な微細な行動が存在すると思われます。
(これらの妨害行動は『Impro for Storytellers』(Keith Johnstone (著))に記載されていたものですが、インプロにおいてはここに記載されていること以外にも様々なことが想定されるからです)

そして、これらの行動は、しばしば無意識のうちに行われ、気づきにくいものですが、即興シーンの質を大きく左右します。

というわけで、ここからは、私独自の観点にはなりますが、ごく初歩的なものも敢えて含めて、

これまで紹介してきたこと以外の妨害行動について
・その例示
・それが起こる理由
・それへの対処方法
など

をご紹介していこうと思います。


その他の妨害行動の例

過度な計画性:

  • プレイヤーが自分の次の行動やセリフを事前に考えすぎて、その瞬間の自発性を失ってしまうこと。

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