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豆苗。

何日か前に買った豆苗をそのままにしていたら、袋の中で成長してパツンパツンになっていた。オレはあわてて袋を開けた。
元気なものだ。青々として少しも傷んでいない。食ってやらなければ。
潰した大蒜と鷹の爪を炒めたところへジャッと豆苗を入れて、塩と胡椒をパラリ、うーん、少し考えて、ナンプラーを入れた。塩をしてあったから控え目にした。
もう出来上がりだ。
蕎麦猪口に氷を2つばかり入れて、芋焼酎をトクトク、炭酸を入れて、ゴクリ。
大蒜と豆苗の青い匂いがたまらん。
パクリ。
シャキシャキ、旨い、けど、うーん、ちょっと塩気が足りないか、それとも世間はこんなものか。醤油をかけようか迷っているうちに半分程無くなった。
そのままで良いことにした。
刈り取った後の根っこだけになった豆苗にはよく見ると小さな新芽がついている。袋に水を入れて、台所の窓においた。上手くすれば後2回は食える。
そう思っていたところ、豆苗はエンドウ豆のだということがわかった。
植えてみるのもいいかも、とちょっと欲を出したオレだった。

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