接客常識のウソ2 「聞き上手」
黙されるな!ストレスだらけの接客常識 ” 3つのウソ” その2
接客常識のウソ2 「聞き上手」
コミュニケーション能力の代表として、よく表現されます。
「接客とは、お客様とのコミュニケーションから始まる」
なんて言葉、一度は耳にした事があるはずです。
具体的には、観察力・質問力・傾聴力・情報収集力など挙げられますが、大切な事は“何の為に”という事です。
聞き上手~目的がウソ
何故、「聞き上手」になる事が必要なのか?と問われたベテランさんがよく言う答え、
これも驚く程世の中に溢れかえっています。
目的は、お客様を知る事ではありません。
ちょっと聞いたぐらいで、“このお客様はこんなタイプ”と分類して、それに合った接客をするなんて、本当は出来るわけがないのです。
ベテランさんは出来ると言います。
これ、「出来ているつもり」の間違いです。
”お客様の心をつかむには、まずお客様を知ることから”
これ、普通は無理です。
お客様を知って、それに合わせた接客をする事をまずやめてください。
お客様に気分良くなってもらって、モテさせるだけです。
目的は、お客様に気分良く、こだわりや自慢話をしてただく為です。
その為にやることは“褒める”だけです。
質問もいりません。
いくつか話題を考えておく必要もありません。
お客様がこだわりや自慢話を自分からしたくなるまで、
ただひたすら“褒める”だけです。
見た目が「素敵!かっこいい!」からのスタートで全然OK。
わざとらしいくらいでちょうど良いので、
顔・体型・服装・オーラ・身につけているもの・声・仕草など、
ただひたすら”褒める”です。
自慢話が出たら、すかさず“たてる”です。
褒められて気分良くなったら、
お客様は自分からこだわりや自慢話をしはじめます。
この時を逃さず“たてる・共感する”です。
「その考えステキ!」
「私、そういう考えの方、惹かれるんです」
「すごい!!もっと教えてください」
など、会話は”褒める”、”たてる”の繰り返しです。
結果的に、質問しなくてもこだわりや自慢話から情報収集でき、より接客しやすくなります。
「どこから来られたんですか?」
「よく飲みに出られるんですか?」
「どういったお仲間なんですか?」
「今日は何件目ですか?」
こんな質問、今日からやめましょう。