お前は『デュープリズム』で笑い、泣く
座れ。
今日も文章がまとまらなかった俺だ。
だからゲームを紹介する。
今回紹介するのは初代プレイステーションのアクションRPGである
『デュープリズム』だ。
「デュープ・リズム」ではなく「デュー・プリズム」なので間違えるな。
開発はあの大手「スクウェア(当時)」だがこの作品は宣伝広告等が弱かったのか売上は10万本程度にとどまった。
だが売り上げなど俺にとってもお前にとってもどうでもいいハナクソなので自信を持って紹介していこう。
まず本作の大きな特徴として、2人の主人公が挙げられる。
青年「ルウ」は愛するものを甦らせるために
少女「ミント」は 世 界 征 服 のために
それぞれ万能のアイテムである「遺産」を求め旅に出る。
個人的な願いを叶えるための旅がやがて世界全体の…という王道展開だ。
2人の主人公の物語は同じ時間軸のものではなく、登場人物や舞台は同じだがあくまでパラレルワールド的展開であり、その内容も全く異なるものとなっている。
まぁ察しはつくと思うが、ルウはシリアスでミントはコミカルだ。
では本作のアピールポイントを挙げていく。
【良い点】
・シナリオが1本道でわかりやすい。12~15時間もあればクリア可能。
・キャラクターが個性的かつ少人数で覚えやすく親しみやすい。
・魅力的なBGM。メインテーマはアンケート企画でも名前が挙がるほど。
・小気味良いアクション。魔法等特殊能力の種類も豊富。
・攻略方法がわかると楽しいボス。
・シナリオ変更でキャラの別側面が見られたりよく練られている。
・発売された月にアニメ「ONE PIECE」が放映開始。
【悪い点】
・武器や防具など買い物要素薄い。
・街が拠点の1つだけなので世界を旅するような大冒険ぽさはない。
・操作性に多少クセあり。
・やりこみ要素少なめ。
・発売された月に三井住友銀行が誕生。
・メルのアトリエ
ざっと挙げたこれらすらどうでもいい。
最大の魅力にしてセールスポイントは主人公の1人、ミントだ。
ルウ派には悪いが、間違いなく最もこの作品を象徴する女だ。
彼女は東天王国なる国の第1王女だった。
しかし数々の素行不良が原因で妹マヤにクーデターを起こされ国を追放されたため【遺産】を手に入れて復讐と世界征服をしようと企むトンデモなくタフなベイヴだ。
両手のリングを媒介にして魔法を使ういわゆる魔法少女だが、こいつの真価はそんなところにはない。
【飛び蹴り】である。
プレイ中、イベント中ととにかく飛び蹴りが繰り出される。
傲岸不遜な彼女が猪突猛進に飛び蹴りで物事を解決していくミントシナリオは最高に爽快だ。
先述のとおり売上が低かったのだが、先述のとおりそんなことはどうでもいい。
PS3/PSP版のゲームアーカイブスでもプレイできるので、機会があったら手にとって感想を聞かせてほしい。
【おわり】
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