MITの線形代数講義(youtube)が秀逸な件について
メディアラボの件が喧しいMITですが、この記事にメディアラボの話題はありません。あしからず。
MITの線形代数講義がyoutubeに上がっています。
最初は中学数学前後の知識があれば理解できるという、超絶的なわかりやすさ。常日頃から、日本の高校数学は範囲が狭すぎるのではないかと思っていたので、その証左にもなりました。
特に大学受験数学は、箱庭みたいな指導要領の範囲の中で、妙に高度化したテクニックを争うみたいな戦いになっているので。
科学の目を開くという観点では、もしかしたら高校卒業時に、今の大学今日レベルの線形代数と微積と統計を学んだ方がいいのではないかと思うほど。
そして、英語の勉強にもなります。私も英語のヒアリングは得意じゃないのですが、板書と同時に進むので、なんとなく言いたいことがわかってしまうという秀逸さ。
かつて、モンゴルの高校生がMITのオンライン講座を聞いてMITに入学した、なんてことがニュースになっていましたが、英語ができれば大概の知識が手に入ってしまう時代なのだなと。
このレベルの講義がただで、しかもyoutubeで手に入ってしまうんですもの。
日本語に閉じた日本の教育業界は、言語の障壁に守られて楽だな、と思う反面、MITの講義をみて危機感を感じる教育関係者がどれだけいるのかと、少し寂しい気持ちにもなります。