ナスガママナノダ。

素直になりなさい。

正直に生きなさい。

子供の頃には親とか先生に

よく云われたものだ。

今もそうありたいと

生き方を模索する。

でも

それで幸せになれるのかというと

そんなにシンプルにはいかないものだ。

自分に正直に行動したことが

周りを傷つけることがあるし

自分に素直な発言をしたことで

誰かを不幸にしてしまうことも

あるからだ。

正直に生きることが正義なのか

すべてが幸せになることが正義なのか…

数式のように答えがたったひとつ

ポンと導き出されることは

残念ながらないのだ。

自分のメンタリズムを守り

いい人らしく生きていけば

己自身はある意味気持ちいいのかもしれない。

しかしその裏側に

周りの誰かが自分によって不快な思いに

苛まれてしまうことがあり

それが自身にとって

気持ち悪いとするならば

この矛盾というか捻れによって

メンタリズムの崩壊を招きかねない。

なんともまぁ

出口の見えない迷路の如くの

パラドックスか。

幸せの定義とは人によって様々である。

事の大小だけでなく量より質とかでも

また当てはめきれないものだ。

誰のものでもない自分自身の人生を

『幸せ』というキーワードを

漠然と描きながら人は放浪しつつも

生きてゆくのだろう。

混沌としたマーブルの胸のうちは

他人に解ってもらうのは至難の技であり

云ってしまえば自身ですら不可解極まりない

ものなのかもしれない。

人は悩む。

悩んで悩んでまた悩む。

時に病みながら闇にまみれて

手を翳す。

その手を翳すという行動は

廻り廻って巡り巡って

他人という誰かに助けや答えを

求めているに他ならない。

答えは出ないけど

ひとつ。

『人は独りでは生きていけない生き物』

というのは間違いではないのだから

間違えても失敗しても

迷っても立ち止まっても

正しいと思い込みがあっても

誰かに導かれて

誰かに寄り添って

生かされるべきなんだろう。

一生ずっと気持ちいいなんて無い。

一生ずっと幸せ何てことは無い。

逆に

一生ずっと気持ち悪いなんて無い。

一生ずっと不幸ってことも無い。

だから今は…

let it be.

ナスガママナノダ。

HERO

#素直 #正直 #幸せ #メンタリズム #表裏一体 #正義 #答え #手を翳す #間違い #失敗 #気持ち悪い #気持ちいい #明日 #なすがまま