ペイント大全ショウケース:ミミック製作伝説(後編:牙・骨・鉄枠・本体・石畳)
よくぞ来た。前回、木材、口の中(舌と金貨)を仕上げたミミックの製作を続けよう。今回は、牙と口の中のドクロ、鋼鉄製の枠、そして“本体”と石畳まで行くぜ。
つまり今回で完成ってわけさ。
それじゃあ、行ってみようか!
牙とドクロのペイント
ドクロのペイントは、「ペイント大全マスターズ:骨(装飾品)」と完全に同じカラーと手順で進めた。使用カラーは以下の通りだ。
牙も使うカラーや手順が似ているけれど、多少異なる。また、根元にいくほど暗く、先にいくほど白くなるように仕上げるのと、521【アーミーグリーン】は使わない。ここでは、牙のペイントを順を追って紹介しよう。「ペイント大全マスターズ:骨(装飾品)」で使ったカラーとテクニックを多用するから、併せて読んでおいてくれよな。
牙のフラットペイントとシェイディング
今回のように、ぎっしりと生えた牙をペイントする時は、骨の時だとジュースシェイディングで使う501【ブリティッシュカーキ】のフラットペイントでベースコートをする。225【カーキ】よりも暗いカーキ色、つまり、緑味の強い茶色だ。
ベースコートが終わったら、136【インク:ディープブラウン】と177【シェイド:ダークブラウン】を8:2で混ぜ、水で薄めたものでシェイディング。
この時、牙の凸部にカラーが溜まっても別にいい。今大事なのは牙の隙間、特に歯茎との境目をしっかり暗くすることである。
レイヤリングで牙にグラデーションをかける
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