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あなたに知ってほしい性暴力のこと


13人に1人。67人に1人。みなさんこの数字が何を表しているかわかりますか。



実は、内閣府が調査した性暴力を経験したことがある人の数を表しています。(平成29年度内閣府「男女間における暴力に関する調査」より)

「性暴力」というと扱いにくいイメージを抱いている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、性暴力とはどのようなものなのかお話ししていきたいと思います。


性暴力はどこからどこまでなの?

内閣府は、性暴力を相手が「望まない性行為」と定義しています。

これは同意のない性行為(レイプ等)だけではありません。残念ながら身近に起こってしまっている痴漢、盗撮、ストーカー、ナンパ、セクハラも入ります。つまり、直接身体に触れられるものだけでなく、相手が不快に思った性的な行為は、「性暴力」にあたります。


「魂の殺人」ともいわれる性被害

被害者が苦しむのは被害が「起きているとき」だけではありません。被害の後も性被害者の心に傷を残します。


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警視庁の調査によると、性犯罪に遭った後、精神的な問題を抱えていると感じた人は、約7割にも上っています。(平成26年度警視庁『被害者類型構成別、精神上の問題の有無』より)

性暴力は「魂の殺人」とも言われることもあるように、被害によって生じた精神的影響は非常に大きいのです。例えば、外出することが困難になったり、人と話すことができなくなったりしてしまう方も少なくありません。このように、身体的にも精神的にも傷つく性暴力は、性被害者にとって日常でできていたことが困難になることもあるほど、負担となることがあります。


私たちができること

その時だけでなく、その後にも苦しさを残す性暴力。まず私たちができることは、性暴力について「正しく知ること」です。

性暴力という言葉を聞くと、とっかかりにくいイメージを持つ方もいらっしゃるかと思います。しかし、はじめに述べたように性暴力は、「女性だけの問題」でも、「被害者だけの問題」でも、「どこか遠くで起こっている問題」でもないのです。性暴力の問題を自分ごとの一つとして知ること、そして理解することが私たちが今できることだと性被害者の方にお話を伺ってきた中で、私は思います。


「大切な人を守るために」「自分を守るために」「性被害に苦しむ人を救うために」性暴力のことを少しでも知っていただけたら嬉しいです。


※もしこちらの記事にご意見などございましたら、コメント等いただけますと幸いです。






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