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「大切なひと」がいるあなたへ
こんにちは。「HERE WITH YOU」です。
周囲の方と性被害についてお話しすることは、少しハードルが高く感じてしまうことだと思います。しかし、もし打ち明けられたとき、あなたならどうしますか。
ある性被害者カウンセラーの方にお話を伺った際、
被害者の方が一番求めているのは、「専門家」でも「公的支援」でもなく、「理解してくれる周りの方」
とお話ししてくださいました。
あなたの「存在」とあなたが「できることを少し知っていること」が、被害に遭った方を救う大きな一歩となるのです。
被害に遭った方とお話をする上で、常に気をつけてほしいこと
・むやみに励まさない。
「頑張れ」や「あなたなら大丈夫」といった言葉は、「どう頑張れないいの」や「私が立ち直らないことがいけないんだ」と被害者を余計に悩ませることにつながることがあります。
→「よく話してくれたね」「あなたは今のままで十分だよ」と言葉にして伝えましょう。
・話をきいて、寄り添う。
被害者は、被害を思い出し、精神的に不安定になりやすくなります。被害者の話を非難したり、受け流したりするのではなく、そのまま受け止めてあげましょう。孤独にせず、できるだけ被害者に寄り添いましょう。
被害を打ち明けられたら
悔しい、悲しい、辛い、加害者への怒りなどの感情で、動揺してしまうと思います。
1. 打ち明けてくれたことに、感謝を伝える。
被害者にとって、被害を打ち明ける事はとても勇気がいることです。まずは相談してくれたことへ「ありがとう」という感謝を伝えましょう。多くの場合、あなたを信頼しているからこそ、被害を打ち明けてくれています。
2. 「あなたは悪くない」ということを伝える。
被害を打ち明けられたとき、辛い、悲しみ、悔しさ、加害者への怒りなど様々な感情から動揺してしまうかと思います。
そんなとき、「どうして逃げなかったの」「どうして抵抗しなかったの」「声を出さなかったの」「あなた男でしょ」といった被害者を非難する言葉を絶対にかけないでください。あなたにとっては笑いをとるためやなんともない言葉でも被害者を深く傷つける可能性があります。(二次被害)被害者は、誰に言われるもなく、自分を責めてしまいがちになります。悪いのは加害者であることを伝えましょう。
3. 今、安全な状態であるか確認する。
再び被害が起こる危険性はないか、また身体の受傷はないかを確認してください。
4. 必要があれば、本人の意向を確認した上で、以下の連絡先に電話する。
性犯罪・性暴力被害者のための ワンストップ支援センター連絡先
警察庁性犯罪被害相談窓口 「#8103(ハートさん)」
※「他の人には話したくない」「大ごとにしたくない」といった気持ちを抱いている場合、本人の同意なしで連絡をする事は、二次被害につながる危険性があります。被害者の気持ちを優先させることが重要です。
もしくは、被害者の意向(警察に被害届を出すか、加害者を訴えるかなど)を確認してから、あなたが専門機関に電話をかけることも一つです。ただし、いくつかのワンストップセンターでは、本人の意向と周囲の人の意向が必ずしも一致しないことを防ぐため、ご本人からの電話しか受け付けていないこともあるので注意してください。
パートナーの方へ
被害者が、レイプ被害に遭った場合、トラウマから、性行為を行うことを拒否したり、性行為から辛い感情を思い出す原因となったりする場合があります。そのような反応があることを留意し、相手の気持ちを尊重する姿勢を持つことが大切です。(レイプ被害に限らない場合もあります。)
「何もかもを抱え込まないで」
ご家族・パートナーの方も「大切な人を傷つけられた」被害者です。精神的に辛い状況である場合は、専門の相談機関へご連絡することもできます。
全国被害者支援センター:https://www.nnvs.org/shien/list/
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今回の投稿は、お子さんがいらっしゃる方、パートナーがいらっしゃる方、大切な人がいらっしゃる方に特にご覧になっていただきたいと思いながら書きました。
被害者への対応、言動で、被害者をさらに「孤独」へ追い込む危険性もあります。しかし反対に、あなた存在が、被害者を救うことへも大きくつながります。
この投稿が、あなたの少しでも役に立てますように。(もちろん一番は、安全に過ごせていること。)
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
参考:内閣府男女共同参画局「性犯罪・性暴力とは」
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