見出し画像

食べもの、食べ方の在り方1

お肉を食べなくなって早4年ほど。
vegan、vegetarian、ペスカタリアンとか
様々な信念や食べ方があるけど、
これらの言葉は食べる物や食べない物、食べ方での
区切りでしかない、と感じる。

今の食べものに対する考えに至った経緯、
そして今の食べもの、食べ方の在り方について。
長くなったので2つに分けて書いていきます。

前にインスタグラムでこんな投稿をした。


ふだん振り返ることをしてこなかったトピックだったから
さえことお話ししたのは
とてもいい機会だった。(インスタ1枚目)
これらに書いてあることは
いまも変わらない考え。


いまの食生活になるまでいろんな環境、出会った人々、見たもの聞いたものによって
いろんな私の中の変化があった。

きっかけはオーストラリアに行ったこと。
そこでの私のいた環境が私にとても大きく影響を与えてくれた。
オーストラリアに行く前私は軽い摂食障害(?のかわからないけど嘔吐までしていなかったのでこう書かせてもらう)になっていた。
食べることへの罪悪感が常に付き纏い、
食べ始めると止まらなくなり、
1日なにも食べないなどを繰り返していた。
本当そのときは辛かったし誰にも言えなくて、
でも今思うと、コンビニのお菓子や添加物まみれの食べ物ばかりを
食事代わりにたくさん食べ続けていた。

そんな中いったオーストラリアの私の住んでいた海の近くの街は
ナチュラル思考の人たちが多く
ヨガやサーフィンを楽しむ人たちが多いヒッピータウン。
毎週マーケットでフレッシュな裸の(プラスチックに包まれてない)野菜が売られていた。
学校や住んでいたところでは
みんなで一緒にクッキングすることが多くて
みんなでつくってみんなでわいわい食べる、
または
みんなで誰かのうちに
手作りのものを持ち寄っていた。
お店がそもそも夜高くてあんまりないので
必然的に手作りのものを
みんなでシェアする、
シェアハウスやホストファミリーと一緒に
ごはんを作って食べる食事になっていた。

そんなときふと気づいたら過食をしたい衝動や、していない自分になっていることにに気づいた。
あんだけやめたくてもやめられなかった衝動が自然と無くなっていった。

あまりにもその自然な変化が私にとって衝撃的だった。

いろいろ原因を考えると
きっとみんなで楽しく食事をすることや
新鮮な野菜を目で見て触っていただく機会が増えたこと、
自然と添加物がたくさん入った食べ物をとらなくなっていたこと、
それと自然の近くで過ごすことで心がとても癒され健康になっていたことが大きいと思った。

ヴィーガンやベジのメニューやオプションが
当たり前にある街なので
シェアハウスのハウスルールやハウスメイトに食事にこだわりを持っている人たちもたくさんいた。
その中で初めて出会ったベジタリアンの人々。
みんな色んな考えをもっていて
正直はじめは"へぇーーそうなんだぁー大変そうだなぁ"くらいの感覚。

理由を聞いたり、このドキュメンタリー見てみなよと言われても
そのときの私には特に響かず、
ドキュメンタリーも見なかったし
ヴィーガンやベジの彼らや食事に興味を持つではなかった。

彼らが言っていることがわかるきっかけになったのは帰国してから。
日本に帰ってきてから
コンビニのご飯が食べられなくなった。
もともと私のいた街はコンビニもないので、
何かテイクアウェイするときはカフェなどでデリか簡単なペストリーなどを買う。
そういうごはんは全部大体カフェで作られたもので
スーパーに行ってもほとんど日本のいわゆるお惣菜と言われるようなものはなかったので
食べることがなかった。

コンビニに色鮮やかに並ぶごはん、思い出すコンビニおにぎりの味に
なんだか不信感、不快感まで感じていた。
裏面を見ると一体なんなのかわからないような原材料。
コンビニのお弁当などに限らず、
お菓子などにもいちいち反応していた。
結局コンビニのお弁当やおにぎり、お惣菜は一度も食べなくなった。

気がつくと、スーパーに並んである牛乳や卵にも疑問が湧いた。
昔、私の通っていた保育園では鶏を飼っていて
本当に1年に数回ほど卵を産んでいたことをふと思い出した。

どこのスーパーに行っても大量にずらっと並ぶ卵ケース。
「鶏って1日に何度も卵を産まないのに、
一体裏にはどれだけたくさんの鶏がいるんだろう、、、」

オーストラリアでも卵や牛乳はとっていたし
今まで疑問にすら感じなかったところに違和感を覚え始めた。

そのときオーストラリアでヴィーガンやベジの人たちの考えや
オススメされたドキュメンタリーを思い出して
初めてNetflixで観ることにした。
たしかそのとき一番最初に見たのはwhat the healthだったかな。

いろいろドキュメンタリーやYouTubeとかで
特に海外のヴィーガニズムを発信している人たちのものを観たけど
中には過激なものもあったり
目を塞ぎたくなるようなものもあった。
私なりに鵜呑みにするわけでもなく
私なりの解釈をしてこういう考えもあると理解し、
こういう考えも間違いではないなと感じた。

私の中でちょっとずつ
食べもの、食べ方に対する考え方が変化していった。

過食ということを繰り返して心がボロボロだった私に
新鮮で栄養やエネルギーが満ちて
誰かとシェアするご飯が
どれだけ心の栄養になり、身体を食べ物が作っているか体験したから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?