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生半可なことでは、親身になってはいけない

私はよく「覚悟」ということばを使う

プランナーとして「お二人を幸せにする“覚悟”」を大切にしている

「あなたにはお客様の人生を聞く、覚悟がある」

このことばは、全くの業界未経験でプランナーになりたいと、転職活動をしていたときに、ウエディング業界で最初にお世話になった上司から言われたことば

とても狭き門だった採用の枠
1つの椅子をかけて戦っていた方たちはみな、業界内からの転職組で
エリートコース?なんていうと、どのコースですか??って感じですが
私なんぞ、採用されるわけのないそんな中でのまさかの採用

「私、、、なんで採用になったんですか??」と、本当に疑問に思ったので
お伺いしたときに言われたことば

「あなたにはお客様の人生を聞く、覚悟がある」

あのときは、全然ピンと来ていなかったことばだけれど
今となっては、自分の軸となることばになっている

覚悟がある人、ない人

そんなこと言うと「ある」「なし」で判断すべきではないし、「いい」とか「悪い」とかではない

そして何より、私の判断基準なので、寛容に聞いてほしい

私が一緒に仕事をするうえで、もっとも許せないことに
「覚悟」がない人、が挙げられると思う

またこれは、本当におこがましい言い分で
不快に思われる方もいるかもしれないが、誤解を恐れずに書くと
これは、新郎様新婦様にもあてはまる

「幸せになる“覚悟”」がない新郎様新婦様に関しては
プロデュースをお断りしている
(お客様を選ぶとは何事だ!!!とおしかりを受けるのは承知で
でも、私がお手伝いしなくても、世の中にはたくさんのプランナーがいるのでしっかりお二人に合うプランナーを紹介させていただいている)

なんか、イライラする!
なんか、、この人とは仕事できないわ!
なんか、、、感性が違う??なんなんこれ!

と思う、この「なんか」が「覚悟」だと気づくまでに
時間はかかったが、気づいたときには、すっと腹落ちした

ああ、私はいままで、この「覚悟」が感じられない方と
一緒に仕事をすることにストレスを感じていたんだな、と

会社員のときには、とはいえ、いろんな人がいる
同僚もそう
取引先もそう
お二人もそう

人は選べない、選んではいけない
過去と他人は変えられない
変えられるのは、未来と自分だけ
そう思っているし、本質はそうだと思う

けれど、独立した今
仕事の価値観が合わない方と一緒に組んでもいいことはお互いないし
選んでいいと思う
いや、選ぶべきだと思っている

「覚悟」とひとことで言うけれど、私は生半可なことでは、親身になってはいけない、と思っている

親身になるって、意外と簡単
いや、親身になっている風?と言ってもいいかもしれない

こと、接客業であるプランナーは、“寄り添う”ことや“同調する”ことが
得意な方も多くいると思う

でも、本当の「幸せにする覚悟」って
目の前の方が抱える、想像もしないような悩みを
打ち明ける勇気や覚悟を、真剣に受け止めること、だと思うのだ

そして、それを聞いた以上
「必ずカタチにしなければいけない」という責任が生まれることだと思う

そして、私にはそれを「受け止めるだけの真剣さと強さ」がなければならないと思っている

強さ、とは、優しさ、でもあると思う

日々勉強だなぁ

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