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フェンネルの花を使って💖

フェンネル。
地中海沿岸が原産地のセリ科のハーブです。
魚のハーブとも言われ、魚料理に幅広く使われる一方、お菓子、スープ、肉料理、リキュールの香料などやカレー粉の原料としても使われています。
種子には消化を助け、口臭を消す効用があることからインドでは食後に口に入れ噛む習慣があります。(インド料理屋さんの会計カウンターに置いてあることがあります)

フェンネルの葉はヨーロッパでは薬草として有名で「フェンネルを見かけて摘まないものは悪魔だ」という格言があるほどです。
その反面、この葉をいぶして香煙を立たせると、妖怪の顔を呼び出すとされ、魔法使いが愛用したことから「フェンネルの種を播く者は悲しみを播く者」という正反対の格言があるのも面白いです。

フェンネルの原産は南欧で、古代ローマ人は有史以前からすでに多量のフェンネルを使っていたようです。
その後、イギリスをはじめヨーロッパ各地へ広まり、今ではヨーロッパの家庭では「富める者は魚とフェンネルを食べ、貧しいものはフェンネルだけ食べる」といわれるほど、すっかり浸透し、定着しているハーブです。

フェンネルだ~
フェンネルの花


いままで、株元、茎、葉を使った料理をいくつかご紹介しています。

葉はディルのように、茎はセロリのように、株元は玉ねぎのように・・・
甘い香りが特徴のハーブが、いろいろな料理に使えます!


今日は花を使ってみます。

ちょっとかじってみると
上品な甘さです!
花穂を一つづつちぎる
フェンネルの花のサラダ

いつものサラダにのせてみました。
甘い香りがいいアクセントになります。

フェンネル。
種、株元、茎、葉、そして花まで、まるごと料理に使えるハーブです。
なかなか日本の店頭では販売されていませんが、もっともっと広まっていってほしいハーブのひとつです。


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