【ハーブ紹介】コーンシルク:トウモロコシのひげも使える
ハーブの勉強を始めたころ
「これがハーブ?」って一番驚いたのが
コーンシルク(Zea mays)
「トウモロコシのひげ」だったと思います。
もう20年近く前のことですが
いまだに、とうもろこしのひげを見ると
これを煎じて飲んでみようと思った人がいるのが面白いなぁって思います。
漢方でも使われるようで
知っている人もいるかもしれませんね。
ひげの部分はめしべで、日本では「絹糸」と呼ばれそうです。
英語もコーンシルクですもんね。
ネットでちょっと調べたら日本ではペットボトルの
トウモロコシのひげ茶があったのでびっくりしました。
お茶にすると結構美味しいですよね。
今日はハーブとしての「トウモロコシのひげ」についてです。
泌尿器系に特定されたハーブ
以前にも書いたことがありますが、
ハーブは相性のいい臓器や器官があります。
ハーブによっては
1つとは限らず、効能の幅が広く色々な器官に良いハーブもあります。
例えば
以前紹介したレモンバームは
▷ 消化器系(特に胃)
▷ 神経系
によく、効能も例えば
▷ 不眠
▷ 消化不良
▷ 不安
▷ 甲状腺の働きが過剰
▷ 胃の不調
▷ ストレス
などなど、幅広いです。
それとは反対に
使い方が特定されたハーブがあります。
コーンシルクはこっちのグループに入ります。
コーンシルクは「泌尿器系」
もう少し特定されており「尿道と膀胱の粘膜を鎮静する」のにとても良いハーブです。
泌尿器系の粘膜の痛み・炎症の鎮静
コーンシルクは
膀胱・尿道・前立腺の粘滑薬(Demulcent)
として知られています。
粘滑薬(Demulcent)とは、粘膜を鎮静する働きがあるものです。
この効果から
▷ 膀胱炎
▷ 尿道炎
▷ 前立腺の炎症
などに使用されます。
少しスギナ(ホーステイル)とも似ていますが
コーンシルクは粘膜が荒れているのを鎮静するのに対して
スギナは収斂作用により効果を発揮します。
なので膀胱炎などの時にこの二つを一緒に使うことでより効果的になります。
利尿作用
カリウムを含み
利尿作用があることから
▷ むくみ
▷ 尿の出が悪い時
にも良いと思います。
注意事項
知られている注意事項はありません。
最後に
使い方がとても特定されたハーブなので
毎日使うっていうものではないですが
とても身近なものなので紹介してみました。
昔、膀胱炎によくなっていた時期がありましたが
その時はコーンシルクのお茶を予防として飲んでいました。
効果抜群でしたよ〜!
膀胱炎になってしまうと厄介なので
なる前に予防としてお茶で飲むのもいいかもしれませんね!
膀胱炎・尿道炎の疑いがある場合は必ず医者にみてもらいましょう。
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