【ハーブ紹介】ビールのハーブ・ホップ
ホップと言えば、ビールの原料の一つとして有名ですよね。
あの独特な苦味
まさに「苦いハーブ」として有名です。
ビールの原料だけでなく
薬草としても古くから親しまれてきたハーブ
ホップ(Humulus lupulus) ー英語ではホップス
ビール好きからそうでない人まで
今日はホップについて紹介してみようと思います。
ハーブのホップとは
ホップはストロビルスと呼ばれる独特な形をした花の部分が使われます。
モサモサしていて虫っぽい?可愛らしいけど花っぽくないですよね。
日本語ではこの花、毬花(きゅうか)と呼ばれるらしいです。
ホップの名前は
つる性があり登ってはえることから
アングロサクソン語「hoppan(訳:To climb 登る)」が語源だと
言われています。
睡眠を促すハーブ
鎮静作用があるため
不安や神経が落ち着かない時など
またそれによっての不眠などによく使われます。
ハーバリスト ピーター・ホームズ氏は
不眠でもHOT(熱)タイプの不眠にホップは適していると言っています。
これは、ホップの苦味(ビター)で冷やす性質があることからも想像できます。
Hotな不眠って?
実際に体が熱い、暑さで眠れない、ということでもありますが
イライラ、落ち着きがない、考えが止まらない
などと言った思考も熱が原因と考えられます。
ストレスでイライラして眠れない、
なんて時にはとても良いハーブです。
ホップが不眠に良いということで
ビールを寝酒にはしないでね。笑
エストロゲンのバランスを整える
植物にはエストロゲンのような働きがる物質を含むものがあります。
メディカルハーブでは
Oestrogen modulator(エストロゲン モジュレーター)
=エストロゲンが足りない時に補足しバランスをもたらす働き
ホップはこの働きがあるために
女性特有の疾患(エストロゲン不足)にも使われます。
特に
更年期の症状
アンドロゲン過多(PCOSなど)
の症状緩和に使われたりします。
更年期の症状の一つにホットフラッシュがありますよね。
「冷やす」働きから、こう言った症状の緩和も見込めます。
もちろんホルモンのバランスを取りながら、ということですが。
これが男性にはどのように働くかというと、
過剰な性欲を抑える
として働きかけます。
面白いですよね!
ギラギラした人には、ぜひビールを飲ませましょう笑
注意事項
エストロゲンが関係している癌・鬱・ホップにアレルギーがある・妊娠・授乳中
以上の場合は使用を避けましょう。
明け方ひどくなる不眠の人は使用に注意しましょう。
長期の使用は避けましょう
最後に
ホップは神経系と相性がいいハーブですが、
落ち着かせすぎる
という働きから鬱には向いていないと言われてきました。
神経がザワザワして落ち着かないときはとてもよく効きますが
気分がどーんと下がった時は避けるのが良いです。
因みに、どーんと下がった時は、お酒を飲むのもお勧めできません。
(お酒自体にDepressive 神経を下げすぎる働きがあるためです)
普段ハーブとは関係ないと思っている人も多いと思いますが
わりと身近な食品や飲料にも使われていることがあります。
ハーブは特にお酒と縁が深いかな?
チンキ(液体ハーブ)はワインやお酒にハーブをつけて使われてきたものです。
ドイツのイエーガーマイスターとか有名ですが
その中でも、ビールのホップはやっぱり一番知られていると思います。
普段何気なく飲んでいるビール、
その苦味の元ホップ、実はこんな効能があるのです。
今度飲む時は、思い出してみてくださいね。
今日はビールのハーブ、ホップについてでした。
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