香りで自律神経を整える、2種類の副交感神経について
こんにちは、HerbalHollyいぬいまさみです。
さて、今回は少し難しいお話です。
精油を使った呼吸法については後半に書きましたので難しい話はいい という方はすっ飛ばして
呼吸法をチェックしてくださいね。
何も知らなくてもこの呼吸法をしっ銭すれば自律神経のバランスが整います♪
先日興味ある題材のセミナーを受講しました。
自律神経には 交感神経と副交感神経 の2種類があることはご存知のことかと思います。
活性(闘争)は交感神経、鎮静(リラックス)は副交感神経 なのですが
先日のセミナーでは 副交感神経には2種類ある ということを学びました。
副交感神経系の 背側迷走神経と腹側迷走神経 の2種類です。
今までご説明してきた交感神経と副交感神経の関係では
交感神経が過剰になりすぎると反動で副交感神経過剰になり動けなくなる(疲弊感)とお伝えしてきました。
間違いではないのですが、今回 ポリヴェーガル理論(自律神経系と社会的行動の関係を説明するもの) という考え方を学んで腑に落ちたのが 副交感神経が2種類ある ということでした。
腹側迷走神経は落ち着いた状態、穏やかな関係性や落ち着き、グラウンディングングしている、思いやりがある、マインドフル・意識がここにある・・・など一番いい状態を保つ神経です。
意識を常にここにもっていくために行動することが社会交流として大切です。
なぜなら人は一人では生きていけないから。
この状態から危険を察知したり覚醒すると交感神経が優位になっていき、心拍や血圧が上昇し闘争(イライラ・怒り・向かっていく)するか逃走(不安・恐れ・パニック・逃げる)するかを考えます。
ここから恐れや覚醒が上昇していくと今度は 背側迷走神経 がONになります。
これは副交感神経ですが過覚醒の状態で 無力感・うつ・無感覚 から凍り付き状態(崩れ落ちるような。。)になり シャットダウン・絶望感・身動きが取れない状態 になります。
同じ副交感神経でも作用が全く違うことがわかりますよね。
ストレス反応のはじめ理から終わりまでの経路を示すと
腹側迷走神経 ➡ 交感神経 ➡ 背側迷走神経(ピーク) ➡ 交感神経 ➡腹側迷走神経
という山を描きます。
ちなみに幸せホルモンと呼ばれる神経調整ホルモンであるオキシトシンは腹側迷走神経が優位の時に分泌されます。
ここで自律神経の状態を落ち着けるために使うのが精油です。
なぜかというと脳に直接作用するのが嗅覚だからです。
(またこれも脳の話とか難しくなるので端折ります)
呼吸を深くすることは副交感神経(この場は腹側迷走神経)にスイッチする手法としても知られていますね。
まずはご自身が好きな香り、落ち着くと思う香りを選びましょう。
ラボカフェや五感の会などでは簡易でおすすめ精油を選ぶテストができます。
どれがいいのかわからないという方は フランキンセンス をおすすめします。
*呼吸法の仕方*
お好きな精油を1~2滴手のひらに落とします。(原液です。敏感な方はティッシュでもOK)
手のひらに落とした精油をすり合わせてなじませます。
手のひらを合わせ、鼻に近づけながら4秒息を吸います。
7秒息を止めます。
8秒かけて鼻から息を吐きます。(香りを感じながら・・・)
これを3回程度繰り返しゆっくりしましょう。
深い呼吸と香りのおかげで落ち着いてくると思います。
慣れてくればこの香りがあればすぐに落ち着ける、とカラダが覚えていきますので
同じ香りを使って呼吸法を実践してみてください。
心がざわついたときにこの香りをかげば腹側迷走神経へ戻ることができるでしょう。
ぜひあなたのお守りアロマを見つけてくださいね。
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