五臓六腑〜身体の運送屋【大腸】〜
はじめに
東洋医学において大腸は、「六腑」と呼ばれる消化吸収器官の一つ
消化された食物残渣から水分を吸収し、糞便を形成・排出する
重要な役割を担っています。
「糟粕の伝化」
体内の清浄を保つために不可欠なプロセス
糟粕とは
胃から消化され送られてきた水穀の精微を
小腸が栄養を吸収したあとの残りのこと
伝化とは
伝導作用: 糟粕を肛門まで押し出すカ
変化作用: 糟粕を便へと形成するカ
糟粕の伝化とは
清(水殻の精微)と濁(槽粕)に分けられた後に
大腸に送られてきた糟柏を糞便へと変化させて推動し
肛門から排出することである。
糟柏の伝化は、肺の粛降、胃の降濁による補助を受ける。