東西医学のエッセンス〜Herbal〜☯️

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わかりやすい漢方講座~陰陽~

世の中には必ず対になる何かが存在する 上と下・右と左・光と影・月と太陽 東洋医学でよく見られる 太極マークは陰陽を表していて マークの中にある白黒の点は陽の中にも 陰陽があることを 表している 陰陽には色んな要素が含まれている 対立 相反するもので成り立っている 例)上下、左右、明暗、高低、陰陽、男女 互根(依存) どちらか一方だけでは成り立たない 例) 光があるところには影がある 上があるから下がある 制約 お互いに対立し合い、存在するために条件がある

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    • 東洋医学の深淵〜奇恒の腑〜

      1. 奇恒の腑:西洋医学にはない、もう一つの視点 東洋医学では、生命エネルギーである「気・血・水」が体内を循環することで生命活動が維持されると考えます。この流れを調整し、生命活動の維持、成長、生殖を司るのが「臓腑」です。臓腑は「五臓六腑」と「奇恒の腑」に大別されます。 五臓六腑は、西洋医学の臓器と共通点が多く見られますが、「奇恒の腑」は西洋医学の概念に直接対応するものがなく、東洋医学独自の視点から生まれた人体観と言えます。西洋医学が臓器の形態や機能に着目するのに対し、奇恒

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      • 人体の組織〜基礎編〜:生命の建築物

        私たちの体の基礎を築くもの 人体の組織とは? 私たち人間は、無数の細胞から構成されています。これらの細胞は、単に集まっているのではなく、それぞれの役割と構造を持った集団を形成しています。この集団を「組織」と呼びます。 組織は、まるでレゴブロックのように組み合わさって 私たちの体の様々な器官を作り上げ、最終的に一つの個体としての私たちを形作っています。 なぜ組織を学ぶことが重要なのか? 組織を学ぶことは、単に体の構造を知るだけでなく、病気の原因や治療法を理解する上で非常に

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        • 東洋医学の隠れた名脇役:心包三焦

          はじめに 鍼灸師の皆さんにとって、東洋医学の基礎知識は日々の臨床に欠かせないものです。今回は、重要な役割を担いながらも、その捉えどころの難しさから、理解が曖昧になりがちな「心包」と「三焦」について、古典に基づいた基礎知識をわかりやすく解説していきます。 1. 心包:君主を守る忠臣、心の安定を司る 心包は、西洋医学の解剖学には対応する臓器が存在しません。中医学では、「心の保護膜」と表現されるように、概念的な存在として捉えられます。 黄帝内経・霊枢・邪客篇には、「心包は、

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        • 東洋医学基礎講座
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        • 料理と中医薬膳
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          東洋医学の隠れた名脇役:心包三焦

          はじめに 鍼灸師の皆さんにとって、東洋医学の基礎知識は日々の臨床に欠かせないものです。今回は、重要な役割を担いながらも、その捉えどころの難しさから、理解が曖昧になりがちな「心包」と「三焦」について、古典に基づいた基礎知識をわかりやすく解説していきます。 1. 心包:君主を守る忠臣、心の安定を司る 心包は、西洋医学の解剖学には対応する臓器が存在しません。中医学では、「心の保護膜」と表現されるように、概念的な存在として捉えられます。 黄帝内経・霊枢・邪客篇には、「心包は、

          東洋医学の隠れた名脇役:心包三焦

          マグネシウムの全て:吸収から影響まで徹底解説

          1. はじめにマグネシウムは、人体に不可欠なミネラルの一つです。体内の300以上の酵素反応に関与し、エネルギー産生、タンパク質合成、筋肉の収縮、神経伝達、血糖調節など、様々な生理機能に重要な役割を果たしています。本記事では、マグネシウムの基礎知識から、体内での吸収と利用、食事からの摂取方法、身体への影響、過不足による健康リスクまで、マグネシウムに関する包括的な情報を提供します。最新の科学的研究に基づいて、マグネシウムの重要性と適切な摂取の必要性について詳しく解説していきます。

          マグネシウムの全て:吸収から影響まで徹底解説

          中医薬膳で夏を制する:体質別と健康増進レシピ

          健康維持・増進のためのものであり、特定の疾患の治療を目的としたものではありません。体調に不安がある場合は、必ず医療機関を受診してください はじめに猛暑の季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。暑さに負けそうな日々が続きますが、実は私たちの身近にある食材を活用することで、この暑さを乗り切り、さらには体質改善までも図ることができるのです。 今回は、古来より伝わる中医薬膳の知恵を現代的にアレンジし、単なる暑さ対策を超えた、体質改善と健康増進のための極上レシピをご紹介します。これらの

          中医薬膳で夏を制する:体質別と健康増進レシピ

          見直してみよう!思い込みが潜む落とし穴:バイアスの正体と影響

          「何となく」で判断していませんか?認知バイアスの罠と克服法 私たちの脳は、日々膨大な情報を処理するために、様々な「思い込み」や「先入観」に基づいて判断を下すことがあります。この無意識の判断プロセスは、時として効率的ですが、同時に私たちの判断を歪め、誤った選択へと導く可能性があります。これが「認知バイアス」の正体です。 認知バイアスとは? 認知バイアスとは、個人の経験や価値観、環境などの要因によって、客観的な判断が歪められてしまう心理現象です。これは、私たちの思考や意思決

          見直してみよう!思い込みが潜む落とし穴:バイアスの正体と影響

          五感で感じる癒し:アロマセラピーと東洋の智慧

          陰陽学説とアロマオイル東洋医学における陰陽学説は、全ての物事が陰と陽の二つの基本的なエネルギーによって成り立っているという考え方です。この古代からの知恵は、アロマセラピーにおいても重要な役割を果たし、個々の体質や症状に合わせたエッセンシャルオイルの選択に役立ちます。 アロマオイルの効果や特性だけも十分だと思いますが これから話す内容を加えると面白い発見があるかもしれません 基本的には身体の不調はお医者さんに頼るのが先決です 東洋医学もアロマオイルもあくまでも補完的なもので

          五感で感じる癒し:アロマセラピーと東洋の智慧

          五臓六腑〜身体の第2大蔵省【胃】〜

          東洋医学では、胃は「中焦」と呼ばれる消化器の中心部に位置し、食物の摂取と消化、栄養の吸収を司る重要な臓器です。気、血、水の三つの基本的な要素を調節し、身体のエネルギー源となる「気」を生成します。 胃の生理機能

          五臓六腑〜身体の第2大蔵省【胃】〜

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          細胞の世界へようこそ

          はじめに:細胞とは何か、なぜ細胞を学ぶのか私たちは、まるで小さなレンガを積み重ねることで出来上がった驚異の建築物のようです。この「レンガ」に当たるのが「細胞」です。 細胞はすべての生物の基本単位であり、様々な生命活動を営む場です。細胞の仕組みを知ることで、生物の成り立ちや私たちの健康の理解が深まります。そして、医療や生物学において革新をもたらす可能性のある研究分野に触れることは、非常に興味深いものです。 細胞の基本構造 細胞の基本構造を理解しましょう。例えば、真核細胞は

          夏風邪ってなに?

          夏の暑さが厳しくなる中、多くの人が「夏風邪」に悩まされています。しかし、西洋医学の観点から見ると、「夏風邪」という概念には興味深い真実が隠されています。 夏風邪は本当に存在するのか?西洋医学では、「夏風邪」を特別な疾患として分類していません。実際、夏に感じる風邪のような症状の多くは、ウイルス性感染症や環境要因による体調不良である可能性が高いのです。 夏の体調不良の主な原因エンテロウイルス感染症 急激な温度変化によるストレス 冷房による乾燥 夏バテによる免疫力低下

          マグネシウムの全て:吸収から影響まで徹底解説

          1. はじめにマグネシウムは、人体に不可欠なミネラルの一つです。体内の300以上の酵素反応に関与し、エネルギー産生、タンパク質合成、筋肉の収縮、神経伝達、血糖調節など、様々な生理機能に重要な役割を果たしています。本記事では、マグネシウムの基礎知識から、体内での吸収と利用、食事からの摂取方法、身体への影響、過不足による健康リスクまで、マグネシウムに関する包括的な情報を提供します。最新の科学的研究に基づいて、マグネシウムの重要性と適切な摂取の必要性について詳しく解説していきます。

          マグネシウムの全て:吸収から影響まで徹底解説

          カフェインと健康への深イイ関係

          はじめに 毎日飲むコーヒーや紅茶。その中に隠された秘密、知りたいと思いませんか?カフェインは私たちの生活に欠かせない存在ですが、その効果や影響については意外と知られていないことが多いです。本記事では、カフェインの基礎知識から健康への影響、最新の研究結果までをわかりやすく解説し、あなたに役立つ情報をぎゅっと凝縮しました。 2. カフェインの基本知識 カフェインってなに? カフェインは、コーヒー豆や紅茶の葉、チョコレートなどに含まれる天然のアルカロイドです。分子構造は以下

          カフェインと健康への深イイ関係

          【一般向け】暑邪について詳しく解説!夏の不調の原因と対策

          暑邪とは?東洋医学では、私たちの体を不調にさせる原因となるものを「邪気」と呼び、その一つに「暑邪」があります。暑邪は、文字通り「夏の暑さ」によって引き起こされる体の不調を指します。 暑邪が引き起こす症状 暑邪に侵されると、以下のような症状が現れることがあります。 発熱: 体温が上昇し、熱っぽく感じる。 多汗: 汗を大量にかく。 口渇:のどが渇き、水をたくさん飲みたくなる。 不眠: 夜眠れず、寝てもすぐに目が覚める。 イライラ: 心が落ち着かず、イライラしやすい。

          【一般向け】暑邪について詳しく解説!夏の不調の原因と対策

          中医薬膳で夏を制する:体質別と健康増進レシピ

          健康維持・増進のためのものであり、特定の疾患の治療を目的としたものではありません。体調に不安がある場合は、必ず医療機関を受診してください はじめに猛暑の季節、皆様いかがお過ごしでしょうか。暑さに負けそうな日々が続きますが、実は私たちの身近にある食材を活用することで、この暑さを乗り切り、さらには体質改善までも図ることができるのです。 今回は、古来より伝わる中医薬膳の知恵を現代的にアレンジし、単なる暑さ対策を超えた、体質改善と健康増進のための極上レシピをご紹介します。これらの

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          見直してみよう!思い込みが潜む落とし穴:バイアスの正体と影響

          「何となく」で判断していませんか?認知バイアスの罠と克服法 私たちの脳は、日々膨大な情報を処理するために、様々な「思い込み」や「先入観」に基づいて判断を下すことがあります。この無意識の判断プロセスは、時として効率的ですが、同時に私たちの判断を歪め、誤った選択へと導く可能性があります。これが「認知バイアス」の正体です。 認知バイアスとは? 認知バイアスとは、個人の経験や価値観、環境などの要因によって、客観的な判断が歪められてしまう心理現象です。これは、私たちの思考や意思決

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          わかりやすい漢方講座~陰陽~【画像なし】

          文章のみの記事になります 画像アリはこちら 世の中には必ず対になる何かが存在する 上と下・右と左・光と影・月と太陽 東洋医学でよく見られる 太極マークは陰陽を表していて マークの中にある白黒の点は陽の中にも 陰陽があることを 表している 陰陽には色んな要素が含まれている 対立 相反するもので成り立っている 例)上下、左右、明暗、高低、陰陽、男女 互根(依存) どちらか一方だけでは成り立たない 例) 光があるところには影がある 上があるから下がある 制約 お

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          五感で感じる癒し:アロマセラピーと東洋の智慧

          陰陽学説とアロマオイル東洋医学における陰陽学説は、全ての物事が陰と陽の二つの基本的なエネルギーによって成り立っているという考え方です。この古代からの知恵は、アロマセラピーにおいても重要な役割を果たし、個々の体質や症状に合わせたエッセンシャルオイルの選択に役立ちます。 アロマオイルの効果や特性だけも十分だと思いますが これから話す内容を加えると面白い発見があるかもしれません 基本的には身体の不調はお医者さんに頼るのが先決です 東洋医学もアロマオイルもあくまでも補完的なもので

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          五臓六腑〜身体の水道局【膀胱】〜

          東洋医学における膀胱と腎の機能東洋医学では、膀胱と腎は私たちの体内で水分のバランスを整えるために重要な役割を果たしています。ここでは、その機能と働きについて簡単に説明します。 州都の官「州都の官」という表現は、東洋医学で膀胱を指す言葉です。 膀胱が体内の余分な水分を集めて 保管する場所であることを意味しています。 膀胱は、不要になった水分を尿として蓄え 適切な時に体外に排出する役割を担っています。 この尿を一時的に保管する機能は 東洋医学では「津液を貯蔵する」と表現さ

          五臓六腑〜身体の水道局【膀胱】〜

          湿邪(しつじゃ)に負けない!東洋医学で梅雨の不調を撃退

          梅雨の時期に入り湿度が高くなってきました そこで東洋医学における邪の概念のひとつ 湿邪について軽く解説していきます。 より詳しい内容はもう少しお待ちください じめじめと蒸し暑い梅雨。体調が優れないと感じている人も多いのではないでしょうか?実は、東洋医学では、こうした不調の原因の一つとして「湿邪(しつじゃ)」という概念があります。 湿邪とは? 湿邪とは、体内に余分な水分や老廃物が溜まることで起こる不調のことです。特に梅雨のような湿度の高い時期は、汗を十分にかけず、湿邪が溜

          湿邪(しつじゃ)に負けない!東洋医学で梅雨の不調を撃退

          五臓六腑〜身体の運送屋【大腸】〜

          はじめに東洋医学において大腸は、「六腑」と呼ばれる消化吸収器官の一つ 消化された食物残渣から水分を吸収し、糞便を形成・排出する 重要な役割を担っています。 「糟粕の伝化」 体内の清浄を保つために不可欠なプロセス 糟粕とは 胃から消化され送られてきた水穀の精微を 小腸が栄養を吸収したあとの残りのこと 伝化とは 伝導作用: 糟粕を肛門まで押し出すカ 変化作用: 糟粕を便へと形成するカ 糟粕の伝化とは 清(水殻の精微)と濁(槽粕)に分けられた後に 大腸に送られてきた

          五臓六腑〜身体の運送屋【大腸】〜