2025/01/09 白鯨(上 106-114)
白鯨おざなり読み日記
リモートワーク日。いつも行ってるスタバでレジに立っていたのが、こないだ二日酔いのときの昼過ぎにもいてそのことを話した人だった。「今日は早いですね」と言ってくれたので、「今日は二日酔いじゃないんです」と伝える。「平日ですもんね」と言われて「そうなんですよ」と返すが、平日も二日酔いの日があるなぁと考えていた。いやはや酒を飲まないに越したことはない、と朝これを書きながら思う。夕方には別の人間になっている。ベルクソン『物質と記憶』の現実的行動と可能的行動の節を読み返していた。
下の子が学校の帰りにころんだ、血もでていると近所の同級生の女の子が家に伝えにきてくれた。奥さんがその場にむかう。私はそわそわしながら仕事をしていた。そのうちに下の階の音で帰ってきたのがわかる。その音の感じでそんなに深刻でないのがわかってほっとする。深刻な音の感じというのがあるのだ。
白鯨はといえば、銛打ちクイークェグと同じベッドで眠った翌朝。朝の身支度で、クイークェグは靴をベッドの掛け布団の中で履いたり、銛でヒゲをそったりする。語り手はその彼を珍しげに眺めている自身を無作法だとし、クイークェグが彼なりの礼儀をまっとうしていると考える。でも"好奇心が優先して"それを眺め続けている。クイークェグは「銛をパレードの先導者のバトンのように打ち振りながら、威風堂々と」部屋から出ていく。
SNSに趣味の項目があったころ(いまもサービスによってはあるのかもしれない)、わりとよく人間観察と書いてあった。近頃はどちらかといえばそういうのを自分の属性として表に出すのを憚られるようになった気がする。それについて特に意見とかはない。
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少しずつでも自分なりに考えをすすめて行きたいと思っています。
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