見出し画像

1月20日

 明け方に目が覚めて、窓越しに雨の降る音がしていた。軒からぽつぽつ水が落ちて、裏の県道を車が水をはじいて走っている。普段散歩で歩いている道の横の畑や、通勤で歩く駅までのアスファルトにも雨が降っている。感覚が外にあるような時間だった。その聞こえの中でもう一度眠れるのを楽しんだ。

 インフルエンザで仕事は休み。それなりには元気になってきた。頭痛もなくなった。とりあえず本でも読むかと思って積読にしていた小島信夫『小説作法』の適当なところをひらいて読んだ。そのうち雨が止んでいるみたいだった。

いいなと思ったら応援しよう!

heno
少しずつでも自分なりに考えをすすめて行きたいと思っています。 サポートしていただいたら他の方をサポートすると思います。