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ほな好きにせぇや【西国三十三観音第二番】

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 何もオノレを妨げるモノなどあれへん。

(文字数:約1400文字)


  西国三十三観音の、
  二番目は紀三井寺だ。

  和歌山県は和歌山市だ。

  知ら歩  レッツらゴー
  (・ω・)(・∀・)
  今日も知ら歩

  信心深いわけではないので、
  また歴史好きではあるが、
  
  寺の沿革に来歴なんぞは、
  全く調べずに現地に向かう。


楼門前に閻魔像

  なんで? えとね
  (・ω・)(・∀・)
        ↑何気に詳しい

  そもそも西国三十三ヶ所ってのは、
  奈良時代に徳道とくどう上人が、
  地獄を旅して閻魔大王から、
  33個の宝印もらって来たって話を、

  信仰した花山法皇が、
  中山寺に埋められてた宝印掘り起こして、
  近畿中の巡り歩いて行ったお寺に、
  奉納したのが始まり。

  ほんと? お大師様は生きてんだろ
  (・ω・)(・∀・)
     真偽を確かめるもんじゃない
  

楼門からは石段

  231段あって、
  江戸時代の豪商、
  紀伊國屋きのくにや文左衛門ぶんざえもんが、
  妻を見初めた場所という逸話から、
  「結縁坂けちえんざか」とも呼ばれているな。

  200段一気に登るのしんどいから、
  途中に拝むものとかあれば覗きつつ、
  辿り着いた境内は結構広い。

  楠の巨木が祀られていたり、
  地下にも回廊があったり、
  見どころも多いし、
  静かで落ち着くし、

  境内からの石段を登れば更に、
  この寺の開祖のお堂とか、
  熊野権現を祀る社とか、
  あったみたいだけど、

  この地域の鎮守の森だろうから、
  私たちが上るのはやめておこう。

  分かった  他所者の礼儀
  “(・ω・)(・∀・)


仏殿からの眺望

  2008年に造られたという、
  大千手十一面観音像は、
  金ピカに塗られていて、

  有り難みが薄く感じられるかもしれないが、
  造られた直後の仏像って、
  みんなこんなんだったからなきっと。

  紀三井寺で見るべきものは何よりも、
  仏殿回廊からの眺望だ。
  和歌浦が一望だ。

  近畿の人間にすら、
  あんまり認識されていないけど、

  和歌山県の和歌は文字通り、
  和歌浦が和歌の発祥地である事から、
  来ているんだからな。
  (あとおそらく林業も強調したかったので、
   山が付けられたものと思う。)

  回廊の窓からは、
  巨大観音の横顔が見られるのも、
  何気に珍しい。

  仏像よりも和歌浦を堪能しまくって帰った。


何気に大問題

  帰りの道すがら配偶者がポツリ。

  「西国三十三ヶ所ってさぁ、
   全部順番通りに制覇しなきゃダメ?」
  (‘・ω・)(・∀・)?

  「ダメ、
   って事は無いと思うが?」

  「僕お寺までのドライブと、
   知ら歩だけが楽しみだから、
   巡礼達成したところで、
   別に叶えたい願いとかないんだよね」

  皆さんのお心にも、
  きっと浮かんだと思うのですが、
  私が最初で尚更です。

  ほな好きにせえや。


  実質的な問題として、
  軽度のパニック障害がある配偶者は、
  京都まで電車で行けないし、
  京都市内をバス移動も無理だ。

  しかしマイカー移動も難しいとなると、
  西国三十三ヶ所の京都市内部分は、
  参詣できないと思っていい。

  あるいは私だけでも行ってくるか。
  (・∀・)


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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偏光
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