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始まりは点字毎日【コーチング受けてみた】

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 国立民族学博物館の広瀬さんは、
 いつか自分を認識されたい憧れの人。

(文字数:約1000文字)


  2023年10月から、

  強度近視とは言え晴眼者でありながら、
  点字の触読という、
  珍しい技術を習得してみたもので、

  せっかく習得したものを、
  使わないのはもったいないという事で、
  ボランティア仲間で全盲の、
  リマさん(仮名)から、

  週遅れの点字毎日を譲り受けて、
  平日一日一時間ずつ、
  読み進める事にしているんだが、

  今年の新春特大号には、
  特集記事の一つとして、

  始めませんか、コーチング

  が組まれていた。

  その後記載されていた団体に、
  電話を掛けたりメールを送ったりする度に、
  「点字毎日で読みまして……」
  と口にする私だったが、
  返ってくるのはどこかポカンとした反応。

  それもそのはず、
  点字毎日の記事内容は、
  全盲の方向けに、
  「コーチになりませんか」
  と勧めるものであったからだ。

  その記事を読んで、
  基本的には全盲の方で構成された団体と知った上で、
  「コーチングを受ける側」を望んでくる奴は、
  経緯は分かったけれども何か珍しい。
  しかも点字毎日読んでて晴眼者って何それ。

  しかしながらこれ重要重要。
  団体の裏側というか理念みたいなものは、
  人材募集の側から見てようやく、
  伝わるものもあるだろう。


  そもそもが全盲の方に想定される、
  職業範囲があまりにも狭すぎるんだ。

  個人の意思に理想を自覚し主張していなければ、
  あんま・はりきゅうを指す、
  「あはき業」ばかりを勧められる。

  「あはき業」も伝統があって悪いとは言わないが、
  もうちょっと職業の幅を広げる事を、
  考えてみたって良いだろう。

  電話を通してのコミュニケーション業なんか、
  全盲だと声の変化とか聞き取るの上手いから、
  きっと向いてるって、

  という結構切実な願いも込めて、
  設立された団体だ。


  コーチング、という存在自体は、
  以前小耳に挟んだ事があったくらいだが、

  受ける側になるとすればそりゃ、
  設立理念くらい小耳に挟んだ団体の方が良いぜ。

  というわけでホームページを確認し、
  最初のメールを送ったのが、
  2月は親戚の葬儀で忙しかったので、
  3月の頭。

  次回はコーチング団体と、
  コーチングを受ける手続きについて。


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

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