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老舗の底力『かん袋』 【ご当地グルメ】

 はじめましての人も、
 前から知ってる方も、
 ごきげんよう。

 偏光です。

 きっと各所に紹介されている記事は、
 数多あるだろうと思われるが。

(文字数:約700文字)


  大阪は堺市の、
  老舗和菓子店、
  『かん袋』

  提供されるメニューは、
  『くるみ餅』と
  『氷くるみ餅』の、
  2種類のみ。

  大変に誤解をされまくるのだが、
  くるみは「胡桃」ではなく、

  店独特の薄黄緑色の、
  餡に「くるんで」ある事から、
  名付けられている。

  この餡が、
  ちょっと他所では味わえない、
  絶妙な甘みに旨み加減でたまらない。

  余計な事とか何もせんでええねん。
  ホンマに豆と餅と氷の旨みだけやねん。

  それをガチで極め切っているから、
  他所で模倣品が出ても追随できへんねん。

  私は常々感じているのだが、
  本気を出した老舗は強い!

  たとえ時代の波に押され、
  廃業必至に思われようとも、

  心機一転リニューアルを図るか、
  創業以来の伝統を守り続けるか、
  本気の出し方は店それぞれだけども、

  長らくお客様に支えられてきた実績に、
  寄せられる声の数々が、
  百年単位で残されている店舗には、
  やはり侮り難いものがある。

  余談だが『かん袋』という屋号は、
  創業者の和泉屋徳兵衛が、

  修理中の大坂城天守閣の屋根に、
  瓦を紙袋のように、
  軽々と放り投げ続けた様子から、
  豊臣秀吉が与えた名前。

  つまり鎌倉時代末期の、
  1329年から続いている。
  老舗も老舗だな。


以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。

#ご当地グルメ

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偏光
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