「原因と結果」データを読み解くって難しいですよね。自分にとっての正解を考える。(本と動画の紹介)
たまたま視界に入った新聞の1面にあったグラフ。
これはイメージ図なのか?
そう、TVのCMで「これはイメージです」とちっちゃな文字で書いてるような。
それはあるものについて「効果」があることをグラフで示しているのですが、
「横軸」は「時間経過」と書かれているだけ。
単位なし。目盛りもなし。
「縦軸」は「○○の機能」と書いてあり、グラフの上は「高い」、下は「低い」
それだけ。
もちろんそのものが「有効性」の基準をクリアしているのですから問題はないのででしょう。
ただ、「有用性」を比較するのは本当に難しいことです。
またその「有用性」は他のものと比較してどうなのか?とか、全体の予算があるような問題の場合、何を優先することが大切なのか?などを考えなければ「問題の本質」を見失うということは多々あります。
新聞やTVの報道番組・SNSやネット上の情報が、本来の「一次情報」であるデータの意味をきちんと理解して伝えるということは「ほぼ無理」というか、短い時間や紙面で、そのデータや情報に不慣れな人に伝えるということは本当に難しいことです。
一次情報のデータの内容を伝えるには、そのデータを読み取るための知識も必要ですし、そのデータを何かと比べた上での有意というものを判断もしなければいけない。
この本、とても解りやすくて面白かったです。
この本は、「相関関係」「因果関係」の意味をわかりやすく解説してくれています。
わたしたちが、「本当とは何か」を知ることは難しい。
結局「自分はどうしたいのか」ということを自分で決めるしかないのだと思うようになってきました。
だから、「自分にとって何が大切なのか」を持っていないと、振り回される人生になってしまう。
でもいくらそう思っても振り回されてしまうのですが。
そしてこの動画、とても面白かったです。
「一次情報であるデータは嘘をつかない」
でも私たちが一次情報を分析するのは難しい。
それでも、基本的なことを押さえて理解しておくと、大きな間違いを減らす確率は高くなると思います。そんなことを解りやすく解説してくれています。
意識せずに見ているグラフ。
その印象、イメージで自分の考えが無意識に決められてしまう場合が多々あるのだと思います。