「哲学」するって?梅原猛氏の言葉より。
この年齢になるまで(還暦過ぎオバサンです)「哲学」というものがどういうものかを深く考えたことはなかった。
でも二年半ほど前に突然参加するようになったDiscordコミュニティで、今まで出会うことがなかった人たちと会話をし、電子書籍が読めるようになってから、外出不自由で本屋や図書館も縁遠くなっていた私に、読書の機会が増えた。
本当にありがたいことだ。
そして梅原氏のこの文章を読んで、「私は結構『哲学』してたんだなぁ」と思う。
私が持っていた「哲学」という言葉に対するイメージは、ここで梅原氏が述べているように「過去の哲学の学説や、概念について考えること」だった。
近代西洋哲学の解説本みたいなものを読んでも、さっぱり「自分ごと」には受け止められない。
言ってることが全くわからない訳ではない。
でもなんだか言葉による「頭の体操」してるような感じ。
それで何か自分が楽しくなったり、この世界、そう「地球上の全ての自然」、そして「宇宙についてのイメージ」なんて、全く広がらない。
私が今を生きるために大切なイメージは、この宇宙の成り立ちのようなもの。
この方がよっぽど生きるための力になる。
このnoetに書いてきた私の読書歴。
梅原氏のこの文章を読んで、本当にうれしくなった。
やっぱり私は「自分の哲学」をやってたのだと。