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土手沿いの道を 文箱ゆづき


私は、電車に揺られながら景色を見るのがすきだ。眺めていると、人々の日常の一コマを見たような気持ちになる。

ある日も、電車に揺られていたら、土手の道を自転車で漕いだり、歩いている人がいた。

なんだか、おお、この風景は本当にあったんだなあと思った。(いや、それはあるだろうという話なのだが)

よくドラマとかで、土手を歩いている人たちが出てくる。けれど、私はあまり歩いた記憶がない。

(いや、あった。すっかり忘れていたけれど、小学生の頃、土手沿いのグラウンドでポートボールとかしてた。その道中歩いた)

年齢が上がるにつれ、全く土手を歩く機会はなかった。だから、実際の風景を見ると、ちょっと感動。
ドラマに出てくるイメージがあるから、よくわからない憧れが形成されてしまったのもある。

なんだか、土手を歩くってすごいことのように思う。
子供の頃、あの道をまっすぐ行ったら、どうなるのかなあって思ってた。どこまでも歩きたかった。はじまりと終わりがあるんだろうけど。

私にとって、土手はわくわくする道の一つだったことを思い出した。

今度、子どもの頃に歩いた土手沿いをまた歩いてみようか。

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