私が手紙を書くのは 文箱ゆづき
先日、職場でお世話になった人に、手紙を書いた。
直接話すのに加えて、手書きの文字にすることで、より私の感謝の気持ちが伝わると思ったからだ。
私は手紙を書くことが好きだ。
最近は、そんな機会も減ってしまって、いつか使おうと思ってるお気に入りの便箋が溜まる一方だけれど。
そういえば、小学生の頃も、友達との手紙交換や、交換日記を書く時間が、好きだったなあと思う。
昔から私は、人と直接話すより、文字でコミュニケーションを交わす方が性に合っていた。
普段は友達の話を聞いていることが多いのに、文章になると、とたんに自分からしゃべり出すやつだった。
面と向かった友達との会話では、自分が友達に話すようなネタは無いなぁと思っていたのだから、不思議だ。
いや、話し下手の私には、不思議なことではないのかもしれない。
今も昔も、手書きのメッセージを考える時間がワクワクする。
親しい誰かの顔を思い浮かべて。
昔は、とりとめもない日常を。
今は、感謝の気持ちを。
少し変わっても、やっぱり大好きな時間だと改めて思った。