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母の死後、最初の一年は、
妹と一緒に父が歩けるようになるまでの世話
そして、育児・主婦として
とてもバタバタと忙しかった
49日、一周忌、お墓のこと、学校の役員

そして、3回忌が終わって、
ようやくほっとした

すると、あんなに忙しかったのに
急に、時間ができて

私・・・暇じゃん!!!
そしたら強烈に自分攻撃が始まった

お前は役に立っていない
何にもしていない
生きている価値がない
この家にいる資格がない

自己価値観が今よりずっと低かったのだ

息子たちは、小学5年生と3年生

社会(いわゆる世間という
得体の知れないもの)から
認められていないという思い

今では、一人一人が自分を幸せにして
家庭が幸せで、たくさんの幸せな
家族が集まって
幸せな社会になると思っているし
お母さんは家族の命、心を育むという
とても尊い素晴らしい仕事だと思うのだが

私は何もしていないって思ってしまった

母のことがあって、自分よりも
母を優先していたから
自分が空っぽになっていたんだと思う

私の好きなことって何かな・・・
その時、息子たちの教室で、
ボランティアで算数サポートをしていたが
それがとっても楽しかった!!
子どもたちが、わかった〜と言って
目を輝かせてくれるところ
笑顔、ちょっとしたコミュニケーション、
みんなかわいくて
これが仕事ならいいのに〜

と思った

夫は今から教職をとればいいよというが
さすがにハードルが高すぎるので

保育士の資格ならチャレンジ
しようかなと思った

小5の長男が中学受験の勉強をしていたので
私も一緒に勉強しよう!と決めた

ペーパーテストはまあまあ得意なので
44歳で、4ヶ月の独学で
保育士の資格を取得
私なりに頑張った

朝4時に起きて、静かなところで
テキストやりまくる
そして6時になったら
長男と夫を起こし私は家事
2人は親子で受験勉強

という4ヶ月だった

自分を責めながらも
(責める必要なんて全くなかったのに)
テキストで「保育所保育指針」や、栄養のことなど
面白いなあ、と、
わくわくしながら学んだ

合格する前から就職活動はしていた
私が、以前2歳の息子を連れて通っていた
自治体の保育付きの講座の
保育者の仕事

自転車で通えるし、楽しそうだし

たくさんの応募があったようだ
発表まで1ヶ月以上・・・やきもきしたけれど
無事に雇ってもらえて、ほっとした

メンバーにも恵まれて週2くらいで
働き始めた

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