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AIプロダクトのオープン化プロジェクトで実感した、進行管理役に留まらないWebディレクターの喜び

株式会社Helpfeel Webディレクターチーム テクニカルリーダーの関口です。
「テクニカルリーダー」とは、チーム内で業務効率化の妨げとなっている問題に対して改善・効率化を加速できるように、アイデアや機能を開発起案をすることでチームに貢献するポジションです。

弊社では現在、将来的な効率化を視野に検索型AI-FAQシステム「Helpfeel」の仕様公開を目指して、オープン化プロジェクトを進めています。
私は本プロジェクトにリーダーとして携わっていますので、取り組みの経緯や現状などをまとめてみました。


Helpfeel社が仕様のオープン化を行う理由

今年4月から開始した本プロジェクトは、初手としてまずは「Helpfeel」のサイト構築に関する仕様公開に着手しています。

「Helpfeel」とは、Helpfeel社が独自開発した検索技術をベースとしたAIプロダクトです。
端的にはFAQ用の独立したWebサイトでご提供していますが、通常のWebサイト制作とは異なる仕組みを通じてWebサイトの構築を行います。
その技術仕様がこれまではクローズドだったため、現状は一部パートナー様を除き、私たちWebディレクターなど弊社スタッフがご提供に関わる必要性がありました。

ですが、サービスグロースを考えるにあたり、今後はプロダクト構築のほか、ゆくゆくは販売ルートや機能開発も弊社以外で可能になることが望ましいと考えております。これはHelpfeel社の代表的なカルチャーである「ドッグフーディング」によるところが大きいです。
私たちは「Helpfeel」のほか「Cosense」「Gyazo」といった自社開発のプロダクトを社内で日常的に利用(ドッグフーディング)しています。
これは、『いろんな人が使いアップデートしていければ、より良いプロダクトになるだろう』という思想によるものです。この考えを土台として、技術をオープンにしていくことになりました。

なぜWebディレクターが担当するのか

本プロジェクトの主要メンバーはWebディレクターで構成されています。一般的には技術系のドキュメントに関してはエンジニアチームが中心となり進めそうですが、それはHelpfeelにおけるWebディレクターの役割によるところが大きいです。

弊社ではお客様との技術折衝をWebディレクターが担当しています。これは技術仕様はもちろんのこと、技術折衝を通じて「これらの資料で何を求められているか」「どのような伝え方が必要か」を熟知しているのがHelpfeelのWebディレクターだからです。

仕様公開の運用開始後にはお客様・パートナー企業との間に立つという面でも、Webディレクターが担当するメリットが大きいというのも理由のひとつです。

仕様公開の具体的な進め方

本プロジェクトは、私をはじめWebディレクター陣で主導していますが、専門的なスキルを持つ他部門のメンバーにも協業してもらっています。

公開手段

仕様公開に合わせ新テンプレートも実験構築中

仕様の情報は、専用のHelpfeelサイトに記事化してまとめています。Helpfeelは、掲載内容を問わず、検索を通じての情報提供に最適なプロダクトだからです。
通常のHelpfeelサイトとは異なるナビゲーション構築も必要ですが、テクニカルディレクターに対応してもらいました。

ドキュメント作成

Helpfeel Cosense上にて記事構築を複数メンバーで実施

サイト構築に関する仕様のドキュメントには、基本機能やオプション機能などの概要・設定方法・注意点や補足情報などを記載しています。
各記事のドラフト原稿をWebディレクターが書き、それを弊社のテクニカルライターチームが文章のプロとして校正・ブラッシュアップを施す、という手順にて作成しています。
そのほか、記事内に利用する画像素材はデザイナーチームに依頼するなど、様々なバックエンドを持つ社内のリソースをフル活用し本プロジェクトを進めています。

Webディレクターの仕事は手応えを感じるのが難しいと感じていた

現在「サイト構築に関する仕様公開」は、パートナー企業様を対象にリリース目前という段階になりました。

そういった節目でもあるので、私が思う「HelpfeelのWebディレクター」についてお話ししたいと思います。

私はこれまで主に受託制作におけるWebディレクターとしてキャリアを積んできましたが、Webディレクターとは仕事の手応えを感じるのが難しいポジションだと感じていました。

なぜなら「Webディレクターの役割は、顧客と社内の間に立つこと。基本的には安定した案件進行を行うことが求められ、何かを発信する・成果を上げるポジションではない」、そう思っていたからです。

ですが、Helpfeelでは、プロダクトを提供する立場として、担当した案件の結果を知ることができます。自分がディレクションして作った土台(Helpfeelサイト)で喜んでくれるお客様の声を聞くことができます。自身の仕事への手応えを得ることができる。これがHelpfeelで働くWebディレクターの一番のメリットだと、私は思っています。

また、私が今まで経験してきた受託制作でWeb上に爪あとを残す「地図に残る」ような仕事が出来たと感じる機会はありませんでしたが、今回のプロジェクトも含めWebディレクターが喜びを感じたり成果を実感できる場が多いのもHelpfeelの良さのひとつだと思います。

進行管理役に留まらないWebディレクターに興味ありませんか?

今回のような仕様公開・オープン化の施策に関わることは初めてで、通常業務との並行進行は難しい面もあります。しかし、先ほど挙げたように多くのメンバーが気軽に助っ人対応をしてくれて、「良い会社だ」と感じながら進められています。

これまで検索型FAQシステムの1プロダクトだったHelpfeelが、プラットフォーム化を見据えた新たなフェーズに乗り出そうとしています。本プロジェクトは息の長い計画であり、今後ご入社されるWebディレクターの方にもサービスグロースに関わっていただけます。

このようなHelpfeel Webディレクターとして働く仲間を、現在も募集中です。進行管理役に留まらないWebディレクターとして新しいキャリア形成をお考えの方からの、ご応募やカジュアル面談のお申し込みをお待ちしています。

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