肌荒れ自由研究vol3
チョコラBBを飲んでも、清上防風湯という謎の漢方を飲んでも、マシになったかと思えばぶり返す肌荒れに嫌気が差して、また自分の食生活を見直すことにした。
前回の記事はこちら↑↑
いろいろ試行錯誤して、うどんのように洗顔後冷水でしめることで、それなりに肌の平和を保たれるという話を前回した。
だが、やはり良くなったかと思えばぶり返してしまう。だが、最悪の事態は避けられて、以前よりはマシになった気はする。完治まではまだ遠い道のりである。
人間の体には身体を治そうとする仕組みが備わっている。それに加えて、薬を塗ったり、健康を気にかけたりしてサポートをしているのであれば、良くなった後にぶり返すというのは、人間の身体として何かエラーが出ているに違いないと思い始めた。
前回までの復習をすると、vol1では、ニキビって本当にアクネ菌の仕業なんか?というところから、黄色ブドウ球菌など様々な菌のバランスによってニキビが発生することを書いた。
そこからvol2では人間の身体の仕組みや体温、毛穴など菌が異常繁殖してしまう理由について考えてきた。
それらをふまえて今回vol3で新たに思い始めたことは、毛穴づまりを引き起こす身体の仕組みや、根本的な生活習慣について考えてみたい。
まず、前回から読んでいる方であれば、私は主に発酵食品や大豆製品など、身体の健康に良いとか、お肌に良いと言われる食事を気にかけて、それらを中心に取り入れてきた。ということを知っていると思う。
納豆に豆乳、ヨーグルトやキムチ、魚を食べるようにしたり卵などタンパク質を意識して、肌が再生するように気にしていた。
だが、結果として改善したこともあれば、劇的な変化は見られなかった。ちなみに、在宅なのでずっと紫外線は浴びていない。汗をかく機会も風呂くらいで、事実上お肌の健康は保たれていると言える。
これが私の身体の体質だから仕方ない、と言ってしまえばそうなんだろうが、そこに疑問が湧くようになった。
『そもそも発酵食品とか納豆が良いってマジなんか?』
というのも、私が肌について気になり始めたのは7~8年前で、それくらいから豆乳を飲み始めたりしていた。
大豆イソフラボンというのはお肌に良いというのは誰でも聞いたことがあると思う。女性ホルモンに近いエストロゲンがお肌をどうのこうのというやつである。
だが、一向に肌の調子も良くならなければ、みるみるパワーが湧いて健康的になることもない。
SPY×FAMILYを見ているうちに、実はずっと仲間だと信じていた奴が敵国のスパイなんじゃねぇか。という疑いが出てきた。
他にいろいろ試した結果、残りは【睡眠時間】【納豆】【豆乳】というキーワードくらいしか残らなくなってきた。
そこからグーグルパイセンに、納豆って本当に健康に良いの?とか豆乳ってどれくらい飲めば効果あるの?とか尋ねてみることにした。
ご丁寧に農林水産省などが「大豆イソフラボンを摂りすぎたらどうなりますか?」「妊婦は食べても大丈夫ですか?」などQ&Aをまとめてくれていたりする。
いろいろ検索してもパイセンはなかなか教えてくれなかったが、様々なキーワードを試している内に1つ気になることが出てきた。
【セレン】というミネラルを御存知だろうか。
一般的な和食から洋食まで、あらゆる食材に含まれており、特に大豆や卵、鰹などの魚によく含まれている。
ほぼ日常生活で普通の食事をしていればセレンが不足することはない。ただ、セレンの過剰摂取すると健康被害が出る可能性があるとのことだった。
※以下抜粋
【セレンをサプリメントなどにより過剰摂取すると爪の変形や脱毛、胃腸障害、下痢、神経障害など過剰症が起きることが知られています。このように、天然の食品成分であっても、摂り過ぎると健康を害する可能性があります。】
また、セレンというのは問題ない範囲と過剰摂取量までの差が小さいらしく、偏った食生活をすると、超えることもあるらしい。
また以下抜粋
【(1)「大豆イソフラボンは植物エストロゲンのひとつといわれ、その化学構造が女性ホルモン(エストロゲン)と類似しエストロゲン受容体(エストロゲンレセプター)に結合することから、促進的あるいは競合的に種々の生体作用を発揮することが、試験管内の試験や、動物実験で示されている。」
(2)「これらの効果がヒトにおいても発揮されることが推論されうる。例えば骨粗しょう症、乳がんや前立腺がん等の予防効果が期待されるが、一方、乳がん発症や再発のリスクを高める可能性も考えられる。しかし未だ実際に多くの研究が行われている段階にあり、ヒトにおける大豆イソフラボンの有効性と安全性についての議論は確立していない。」】
この文章を読むと、豆乳をがぶ飲みしたり、納豆や豆腐を食べまくると、むしろリスクのほうが大きいんじゃないかという感覚にもなる。
簡単にまとめれば、女性ホルモンは肌を美しくしやすいので、豆乳を飲むと良いということだと思う。その一方で、女性力が強すぎると、男性らしい機能が弱まっていく可能性があるよ。と捉えていいと思う。
そんで以上をふまえて自分の身体の調子に照らし合わせてみると、ものの見事に不調の度合いがマッチしている。もう心当たりアリすぎるくらいである。
まず不安要素1つ目として、私は在宅で一日中パソコンをいじっているから爪がボロカスに割れてきているのかと思っていたが、全然パソコン作業で使うはずのない左手親指の爪が剥離して、上半分くらい白くなってきたりしている。他の指もいくつか割れたり、剥がれたりしている。
一時期治ったのだが、また今回なり始めている。
皮膚と爪と毛というのは同じなので、ほぼ同じように不調になるのかもしれない。髪の毛に関しては、私は毛量がすごい多いのだが、一時期やたら髪が抜けるな、と心配になったことがあった。
胃腸障害や下痢というのは、およそニキビが出来始めたときからとほぼ一致する。それにともなって不安傾向が強くなったり、通勤前に朝3回くらいトイレに行ったりするようになった。これは大学時代に就活をしていたときも、お腹が弱かったので、卵が先か鶏が先か。みたいな、原因が曖昧なところがある。
むしろそれを防ぎたいから、仕事を始めて納豆を食べたり、ヨーグルトを食べたりして、なんかサプリを飲んだりして、腸内環境を良くしようと心がけていた節もある。
あとはシモの話になるが、最近になって歳や在宅で運動不足ということもあるんだろうが、なんとなく立ちにくくなったという自覚がある。歳といっても30代前半なので、そんな生殖機能が終了しているわけでもない。
ただ、力を入れにくくなったというか、持続力は明らかに衰えている自覚がある。なので、夜の楽しみがワクワクしないようになり、それもまた不安感が強まっていたことだった。
そして、以前vol2で言ったかもしれないが、多尿で尿が透明ということも、内臓機能や腎臓などで何かしら異常があったのかもしれない。これはチョコラBBを飲んだら黄色になった。
セレンの過剰摂取で重症の場合には、腎不全や心筋梗塞、急性の呼吸困難などが挙げられているので、なんとなく息苦しかったりしたのは、重症ではなく軽症の症状なのかもしれない。こちらのウェブサイトには皮膚の乾燥という項目も入っている。【F.セレンの過剰摂取】
おそらく大豆というのは、健康に良いとして間違いない。ただ、毎日ずっと続けてたくさん食うもんなのか?ということは疑問をもつところかもしれない。
ある食材をずっと同じように食べるというのは実際はけっこう危険な行為なのかもしれない。
私は少なくとも豆乳を数年間欠かさずずっと飲んできただろうし、納豆もずっと食べてきた。さらに夕飯にタラやカツオなどの魚を食べて、卵や何からいろいろ食べたら、セレンやイソフラボンの過剰摂取が数日間続く日もあっただろうと考えても不思議ではない。
セレンの推奨は30μg/日で、上限は450μg/日とのことなので、何も気にせず普通に食事をしていたら、おそらく超えることはないと思う。ただ、変に魚と大豆が健康に良いと盲信して特定の食品を偏って、さらにそれを毎日数年間続けていたとしたら、仮に摂取量を超えてなかったとしても、あまり健康とは言えないだろう。
私はこうした健康マニアかぶれの罠にハマったのかもしれない。他の人より健康に良いことをしていたと思っていたら、実際はめちゃくちゃ悪いことをしていたという皮肉である。
冷静に考えれば、私の皮膚も精神も、何も考えずに普通に生きている人のほうが健康的である。それより悪いということは、私に日常生活で何らかの足りてない部分や余計な部分があるということなんだと思う。
私はおそらくずっと何か足りてないんだろうと思い続けて、色々試してきた。だが実際は、他の人より十二分に足りすぎていたということだった。
植物を一生懸命に育てようと、肥料をいろいろ買い漁って、完膚なきまでに育てようとしたら、結果的に栄養過多で虫が湧いたり腐ってしまったというパターンだろうか。
余計なことしなくていいから、ほっといてくれよ。と私の身体も思っていたかもしれない。まさに思春期の親みたいな余計な存在になってしまった。
今回、私がこのような事実に気づいたのは、過敏性腸症候群の治し方みたいなのを調べていて、腸に良いと言われている発酵食品をやめろ!みたいに言っている医者がいたからである。
そこで、本当に納豆って健康にいいんか?と思うようになった。漢方は【1ヶ月飲んで効果が出なければ、服用を中止してください】と説明書に書いてある。
これを豆乳や納豆に置き換えれば、腸内環境良くなってないのに、数年飲み続けても意味ないですよ。ということになるだろう。
そりゃあスナック菓子とかアイスに比べたら、納豆の方がいいんだろうが、毎日毎日、雨の日も風の日も満腹であっても無理して食べるものじゃない。
それに豆乳だの豆腐を加えたら、もうお察しします状態になってしまう。
今回、これで皮膚や自分の健康に関することに終止符を打てたら良いと思う。
塗り薬も漢方もチョコラBBも肌に一時的に効果があっても薄れてしまう。まるで油田のように皮脂が出る身体の内部を処理しなければ、どうにもできないわけである。
これまで私は、『皮脂が出てんのに皮膚が乾燥しているって何やねん。』と思っていた。皮膚科に行っても、あぁニキビですね。みたいな感じで数分の診察で塗り薬を処方されていた。
そのたびに治らず、無駄金を叩いて悔しい思いをしていたが、これで自分の身体を中から治すことができれば、改善する希望が見えるかもしれない。
これまでずっと長年にわたり、自分の体の中の甲状腺ホルモンやセレンが、乾燥させますよーというお知らせと、それを受け取って、じゃあ皮脂出しますよーというコミュニケーションが取って皮脂が過剰分泌していたと思われる。
セレンは日常で食事をしていればまず不足することはないとのことなので、私は取りすぎないことにだけ集中すれば良い。
これまで健康に良いと思って飲んでいた豆乳は、自分にはあまり意味がなかったかもしれない。これから豆乳は朝にコーヒーで割るために一杯飲むか飲まないかくらいにしておく。今家にある豆乳を飲み干したら、もうしばらく買うことはない。
そして納豆も気が向いたら食べるくらいにして、毎日は食べないようにする。その代わりに甘酒を発酵食品として取り入れて、これも飲み過ぎにならないように朝の豆乳コーヒーに砂糖代わりで割るくらいにしておく。
その他の飲み物は、ほぼ水かお茶に置き換える。お茶はカフェインがあるので、ノンカフェインにする。
結局、さんざん美肌モデルが水が良いと紹介するのは、水は基本的に無害だからだろう。
あまりにも飲み過ぎたら駄目だろうが、それなりに飲んでも健康被害が出ないはずである。豆乳や牛乳やコーヒーをがぶ飲みするのと、水をがぶ飲みするのでは、水の方がリスクが低いと言える。
これまでもずっと節約生活をしていたが、豆乳と納豆を買う必要がなくなり、水で置き換わると、さらに節約になりそうである。
あとは適度な運動もある程度は肌に良いと思う。というのも、一日中マスクをして東京を6~7時間練り歩いていた日は、きっと明日、肌荒れしているかもな。と思っても、意外としていなかったりする。
要は、私の肌荒れはマスク蒸れなど、外傷による肌荒れではないとの事かもしれない。それはずっと在宅なのでわかりきっていたことではあるが。
そのことを考えても、私は在宅で栄養とりすぎで、エネルギーが燃える場所が無く、供給過多となっていたのかもしれない。かといってデブっているわけではない。ただそれは、胃腸など内蔵があまりうまく機能せず、タンパク質などが消化不良になっているからだと思われる。だから、便やオナラが普通にめちゃくちゃ臭いのが消化不良の証拠かもしれない。
内蔵に水が溜まっているように、チャポチャポ言ったり、押すと筋肉痛のような鈍痛がしたりする。筋肉が硬直しているような感じもある。
これは在宅でずっと座ってるせいなのか、なにか異常なのかと思っていたところに、自治体の健康診断行ってくださいのお知らせがちょうど来たので、健康診断の時に肌と内臓と併せてお医者さんに聞いてみようと思う。
セレンの摂りすぎは、口臭の原因や乾燥にもつながるとあった。なので、マスクをすると、マジで俺の口大丈夫?と心配になることもあった。いろいろ心当たりがありすぎるので、ひとまず辞めてみて様子をみることにする。
これで改善したらいいだろうし、急悪化したら、何か豆乳や納豆で守られていた部分もあったのかもしれない。
ひとまず比較検証してみて、vol4では、数ヶ月で改善した報告ができるようになりたい。