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成功の秘訣とかくだらない

ユニクロのエアリズムマスクが話題になって、超アパレル不振が続く時代の中で、勝ち続けるユニクロというのは世界を代表する企業になりつつある。

私が唯一持っているスーツブランドのダーバンを有するレナウンは倒産してしまったということで、残念ながら日本人全体の収入が減る中で、アパレルの存在価値や付加価値を見出すのは難しい。

しまむらも不振で、安けりゃ良いのか、というとそうでもない。どんよりしたムードが漂っている中でユニクロ一強に立ち向かえる戦士として、最近めちゃくちゃ業績が良いワークマンが頭角を現している。

ワークマンは作業着で有名だが、その作業着の機能性を活かして普段着にも応用してユニクロ的なポジションになりつつある。

ただ、残念ながらCMがダサい。

個人的にファッションには全く興味はないが、ユニクロはLIFE WEAR的なあのコンセプトはすごく好きだし、外側をユニクロで揃える人はいないが、内側のインナーはほぼユニクロを着ている人が多いんじゃないだろうか。

安くて良いものというのは本来の常識から外れている世間知らずな考えだが、日本の長期に渡るデフレがそれを可能にさせて、安くていい商品があふれる代わりに私達の収入が上がることはなくなった。

実際ワークマンのインナー(あったかいやつ)を買ったことがあるが、家の近くにないので、ユニクロほど持っていない。

だが、ユニクロのヒートテックより安かったイメージがあるし、実際使ってみて個人差はあるだろうが、普通に暖かかった。

そんなワークマンだが、2017年12月の株価は1800円ほどであったが、2019年には1万円を超えている。その後はコロナの影響でガクンと値を落とすが、再びV字回復して1万円を超えてきた。

ワークマンはフランチャイズの店舗が多く、確かカンブリア宮殿か何かで見た記憶だと、フランチャイズを始めたいという個人が既婚者だった場合、夫婦揃って経営に取り組まないといけないという謎ルールを課していると言ってた気がする。

投資の観点から雑な分析をすれば、ワークマンというのは作業着メーカーである。よってブランドが命とも言えるファッションにおいて、普段着としてのブランドイメージに塗り替えるにはそれなりに苦労すると見れる。

さらにECアパレルが一般的となっている昨今において、フランチャイズ店舗がたくさんあったとしても、それが強みになるのか?という疑問もある。

日本の建築関係などの労働者は全体的に人手不足であるし、ロボットや最新機器のテクノロジーの進化によって省人化へ向かうと思われる。

そのような外部要因をもろもろ考えると、長期的にはワークマンという企業の未来は暗いんじゃないのか。と思いがちではある。

だが実際は、6月の既存店舗の売上は大幅増となり、ワークマンは33ヶ月連続で前年実績を上回っている。

コロナだろうが何だろうが、売上を伸ばし続けているようだ。

そのような会社を見ると、株式投資というのは本当に面白いと思う。

自分の買った株が上がって儲けられることもそうだが、自分が思っている以上にいろんな企業がいろんな所で頑張っているという事を知るのはいろいろと勉強になる。

環境というのはめまぐるしく変わる。それによって自分の考え方も変わるかもしれないが、やはり強い企業というのは、一見ネガティブに見えることであっても、全てを取り込んで成長してしまうような力強さがある。

みなさんはフォーブズの世界長者番付というのを見たことがあるだろうか。そこには世界中の金持ちのランキングが載っているが、日本人にとっては100位以内に入るのがやっと、という印象だった。

あれだけ金を配りまくっているスタートトゥデイの前澤さんであったとしても、なかなかランクインできていない。

上位の常連はAmazonジェフ・ベゾスで、ビル・ゲイツやフェイスブックのザッカーバーグなどであり、中国やアメリカのITの創業者が多く名を連ねている印象ではある。今回41位にユニクロの柳井正さんが入っている。これは結構すごいと思う。

61位には若者に人気のTikTokを配信しているByteDanceの創業者である張一鳴氏もランクインしている。ただ、確かByteDanceは未上場だったと思うので、どこかに上場したとなると、同氏の資産価値は大変な物になると思う。

なんとなく私達は金持ちの人達を見ると、良い家に生まれて良い環境で育ったことでそれなりの地位を得たと思いがちではある。もちろんそういう人もいるだろうが、実際そうではない人もいる。

逆に、金持ちの家に生まれても、ちゃらんぽらんの生活で有名になってない人もいるので、むしろ金持ちの家に生まれることは、一家全員が飢えで苦しむ可能性はないだろうが、子が金持ちになる実力があるわけではない気がする。冷静に考えれば、金を稼ぐ必要がない家に生まれたら、怠けるのが普通の気はする。

先程書いたワークマンの株価は、2年ほどでおよそ5倍くらいの成長ではあるが、世界には一般市民には想像できないほどの金を稼いでいる人がいるし、やはりその金の稼ぎ方も一つではない。 ちなみにワークマンの土屋嘉雄氏は日本の長者番付の中で今年12位に初ランクインしている。

なんだかnoteでは簡単に稼げます的な記事が多いが、正直1兆円レベルの金持ちになれる方法を配信して欲しい。

世界長者番付の中にはIT企業や世界的大企業の創業者も多いが、投資家もかなり多い。株を始めてすぐに金持ちになれるわけではないが、金持ちになれる可能性の一つの手段ではあると思う。

人間の中には、何かしら計画を立てて、計画通りに行ったほうが良いという考え方がある。リスクを避けて思い通りに行くことが成功のような気もするが、フォーブズの長者番付にしろ、株価が乱高下している企業を見ると、それは完全な間違いな気がする。

ほとんどが計画通りにいかないことのようなイメージだし、良い時もあれば悪いときもある。人生そのものだと思う。

不測の事態で死にそうな時に、いかに死なないようにして次の手を考えるかということが、一番重要な気がする。

私はがむしゃらに金を稼ぐことを否定してきたが、なんとなく日本のムードとして漂う年収1000万円以上がすごいとか、かといって貧乏は嫌だとか、なんだか都合の良い解釈をしている気がする。

転職においても、給料が下がるのは嫌だけど、今の仕事の環境が良くないから仕事変えたいとか言いがちだが、やはりノーリスクで全て手に入れるというのは虫が良すぎる気もする。

金持ちになりたいなら相応のリスクを取らないといけないし、逆にリスクを取りに行けば成長の確率が上がるとも思えるかもしれない。

調子がいい時というのは、人間誰しも浮足立ってしまうし、何か自分が特別な人間のような気もしてしまう。だが、フォーブズの世界長者番付も毎年同じ人間がランクインしているわけではなく、順位は入れ替わる。

競合他社の躍進もあるだろうし、業績悪化などによる資産減少もあると思う。だが、最終的には冷静な判断ができて、リスクを取って、しぶとい人間が生き残る。

お笑い芸人で売れる秘訣というのは辞めないこと。という確言のようなモノがあるが、やはり諦めの悪さというのは何かしら人生で重要なものかもしれない。

好かれようとすると嫌われるみたいな事をよく言うが、お金も追うと逃げるみたいな事をいう。

金持ちになる秘訣だとか、成功する秘訣だとか、そのような怪しいセオリーを言いがちだが、実際はそんなものはないし、それで成功した人が一人いたとしても、他人が真似した所で同じ効果が得られるとは限らないだろう。

常にトライアンドエラーを繰り返して、その状況を楽しんでいる人がいると、なんだか勇気をもらえて周りまで楽しい気分になる。

新型コロナの感染が悪化してきそうだが、飲食店やサービス業の人達にはなんとか生き残って、将来に向けた新たなサービスが生まれるような手助けを考えていきたい。



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もやい
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