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栃木県立夜間中学校に想いを寄せる
ハロハロラボ小川です。縁あって、私は2026年4月に開校する栃木県夜間中学設置準備等に係る意見交換会構成員を2025年3月末まで務めさせていただいています。多様な学び、学校に通いづらさを抱えるいわゆる「不登校」のお子さん達のサポートをしている事で拝命しました。これまで3回の意見交換会に参加しました。夜間中学校の計画は策定され、先日2月16日に、栃木市にある学悠館高校での説明会に参加しました。
説明会に参加した感想を一言で言うと「感動!」です。栃木県に住んでいることを誇りに思いました。大げさではなく、説明会中にお話を聞きながら涙を我慢したほどです。
これは私が構成員だったからおべっかを使っているとか、立場上褒めているというのではなく(私のことを知ってる人なら、いつも怒っているおがわはそんなことしないというかできないことをご存じと思います(笑))心から感激したのです。
なぜそんなに感激したのか?それは栃木県教育委員会が真の意味で、夜間中学で学び・夢を叶えたいと思う方たちをサポートしようという姿勢を感じたからです。
具体的にいうと、例えば
「一人ひとり事情が違うので個別に相談してください」
「誰もが入学できるように検討します」
「地域に開かれた学校を目指します」
など、あらゆる場面で学びたい人たちをサポートする姿勢であふれていました。(感動してノートにメモを取りました!)
資料もとても分かりやすく、制度設計もとても親切で、一人ひとりに応じた学びを提供しようとしています。不登校や日本語の学習が十分でない方たちに寄り添った内容で素晴らしいです。
また配布資料と説明には、栃木県立夜間中学校の授業が行われる学悠館高校への栃木駅からの通学方法を写真や言葉で伝えてくださったこともとても心を打たれました。
特性があるお子さんにもわかりやすく、誰でも受け入れるという姿勢を形にして伝えて下さる事、とてもありがたいなと思いました。
学びたいがそれが叶わなかった方たちに希望と夢を与える素晴らしい栃木県立夜間中学になることを確信しています。
正直な事を申し上げると、構成員の意見は「意見として承ります」というお決まりの行政言葉でお茶を濁されるのだと思っていました。(現にそういう自治体の対応がつい先日もあって、私は怒り心頭です ね、ほら怒りのおがわ)今回の栃木県教育委員会はきちんと民間の意見を反映して下さいました。多様な学びとはどういうことか、それを叶えるにはどうしたらいいか、行政と学校、民間、福祉やあらゆるネットワークで繋がって、学びたい人を支えようとしてることが形になっています。
心から感謝し、栃木県教育委員会の今の取り組みが本当に素晴らしいと思っています。この流れがこのまま続き、来年度に新しい教育長が着任されてもますます良い流れが加速することを切に願います。
どんな事情を抱えた子ども達でも一人ひとり大切に教育しようとする姿勢があるかそれは本物かが、その地域に誇りを持てるかなのだと思いました。
不登校で苦しんでいる子どもたち、特性があり学校に難しさを感じている子どもたちに、外国籍や経済的な事情、その他さまざまな事情で苦しんでいる子ども達、そして保護者に学びを十分に保障することは急務です。少子化の今、不登校が増えている現状を今変えていなければならないと思っています。
それは簡単ではないけど、きっと実現できると思っています。多様な学びの場を作ろうとしている栃木県の民間のネットワークの皆さん、不登校の親の会の皆さん、ボランティアさん達、そして県教育委員会はじめ先日参加した栃木市教育委員会も取り組みが盛んです。
栃木県っていいよねと、子どもたちが誇りにもてる土地になるように、今私たち大人ができることを精いっぱいやっていけたらと思っています。
きっとできる!たくさんの素敵な人たちと繋がって今そう思っています。
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