ブルゴーニュワイン シャンボールミュジニィを飲んだ
ブルゴーニュのワインが大好きである。
ソムリエ一次試験期間中、わたしはずっと飲んでみたいワインがあった。
フランスのブルゴーニュ地方のなかで、さらにコートドニュイ地区のなかにあるシャンボールミュジニィという村の赤ワインだ。
あのロマネコンティを生んでいるヴォーヌロマネ村より上のほうに位置するこのワインを、ずっと飲みたいなと思っていた。
ソムリエとチーズ、日本酒の資格を持っている林さんに、「ソムリエ受かったらこの辺の村のワインぜんぶ飲みな」とにこにこ言われた。
ブルゴーニュワインは、なにしろ高い。
ボルドー地方のワインと違って、ピノ・ノワールのみで作られているワインがほとんどだ。
「ブルゴーニュ」と地方名で記載されているものでも、だいたいは6000円〜くらいからのスタートだろう。
それが、村名、畑名、とどんどん範囲が狭まるにつれて、おのずと値段も上がってくる。
もちろん2000円程度で飲めるブルゴーニュワインもあるけれど、村レベルのワインの美味しさとはまた別格である。
ちなみにロマネコンティとは畑の名前です。ヴォーヌロマネ村にある特級畑。
ロマネコンティは飲んだことはないけれど、ヴォーヌロマネのワインは数回飲んだことがある。
ヴォーヌロマネの上にある、モレ・サン・ドニという村のワインも飲んだことがある。以前働いていたお店で、わたしがワイン好きだということを知っていたお客様からいただいた。
そのモレ・サン・ドニ村の上に位置しているジュヴレ・シャンベルタンという村のワインも飲んだことがある。恋人が買ってきたのだ。
そして、ブルゴーニュ好きだと公言しておきながら、シャンボールミュジニィを飲んでいないなんて、とずっと思っていたので、タイミングを見計らって思い切って買った。
生産者はオリヴィエ・ジュアンという人。
外観は、薄くて綺麗なルビー色。
香りは、少し閉じているかな?
味わい、ああ、美味しい……!
酸しっかり。それでいてするすると飲める。薄い出汁感。
2017年ものだから、まだちょっと未熟というか、開いていない感じはあったけれどとっても美味しい。
エレガントさ10のうち7くらいかな!
このシャンボールミュジニィは、他の村と比べて「女性的」だと表現されることが多いのだけれど、なるほど確かに、スリムな美人系というか、綺麗な味…という印象です。
はー美味しかった。ここの村が一番好きかも。
この前、上記した林さんが「ソムリエとったら客単価高いところで働いてみたほうがいいよ」と言っていた。
「高いって、どのくらいですか?」
「2万くらい。最低でも1万」
との助言?を。
ブルゴーニュ好きの林さんに、念願のシャンボールミュジニィ飲みましたー!って報告したいな。9月前半は林さんに会うことができないので、今度会ったときにしっかりコメントできるようにしたいな。
というか二次試験対策のテイスティングをあまりしていない。こんな高くてめちゃくちゃ美味しいワインを飲んでいる場合ではないと思いながらも、どうしても見てしまうのは自分が自分のためだけに飲みたいワインなんだよな。