あらすじ紹介 被害者は誰?/貫田徳郎
あらすじ紹介です。
ちなみに、見出し画像のブックカバーは実際に私が使っているものです。
ハイタイドさんがだしています。かわいいでしょ。
この本を購入した理由ですが、
純粋にタイトルが気になったからです。
容疑者がわからないことがあっても、被害者がわからないことなんてありませんよね。
こちらの本は、4つの話で構成されています。
すべて「~は誰?」で終わっていて、すべて推理する要素があります。
貫田さんの本は初めて読みましたが、とてもわくわくして読むことができました。
最後まで読むと、必ず読み返したくなる作品です。
以下、どういう物語かあらすじを紹介します。
未来の自分が読み返したときに、この話のネタバレが書いてあると絶望すると思うので、ネタバレはなしです。
また、4つ話があるのですが、1番最初の話のみ記録します。
被害者は誰?
本のタイトルにもなっている話です。
この本は、捜査一課に所属している刑事の桂島と、桂島の大学時代の先輩であり天才小説家の吉祥院先輩の2人が中心となって展開していきます。
桂島は先輩のもとに、ある話を持っていきます。
桂島は、この不可解な事件を吉祥院先輩に解いてもらおうと思って、先輩の家に訪れているのです。
(それが警察的にアウトかどうかは置いておいて)
え??どういうこと??
実際に読んでいた時、声が出たような気がします。
本のタイトルでわかっていたのに。
では、なぜ亀山の犯行が明るみに出たのか。
まあ、ちょっと出来すぎた話だなとは思います。
吉祥院先輩も同じことをつっこんでいました。
ただ、この出来すぎた話が吹き飛ぶくらいこの後の展開が面白いのです。
今のままでは、被害者が誰なのかを見つけることは到底不可能ですよね。
推理するにも、絞り込む必要があるわけです。
さて、私たちも推理を楽しむために、桂島はあるモノの存在を先輩に明かします。
手記を読んで、被害者を推理するというわけです。
もちろん、手記は途中で終わっていて、最後まで読んでも犯人はわからないようになっています。
ここから手記が始まるのです。
・・・
さて、このような話だったのですが、読み終えた感想は
思い込みって怖い
でした。
いやぁ、どんでん返しというかなんというか…。
すごくおもしろかったです。
似た小説に、片眼の猿という話があったような。
また読まなくては。
読み終えた私は、貫田徳郎さんの『微笑む人』という本を買ってきました。
松坂桃李さん主演でドラマ化していたらしく、本の表紙に松坂さんが印刷されていました。
決して、松坂さん目当てで買ったわけではありません。決して。
ただ、表紙の松坂桃李さんをチラチラ眺めてはニヤけてばかりいるので、読み始めるのは到底先になりそうです。