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『Find Me Out(鞘師里保)』について語る

ふと、鞘師里保さんの楽曲やダンスの素晴らしさについて語りたくなってしまった。しかし語りかける相手がいない。

【 Find Me Out 】

今日はこれ。まずは聴いてみる。

Find Me Out
作詞:鞘師⾥保 宮野弦⼠ 作曲:宮野弦⼠


かあぁーーー 良いーーーーーーーー
オシャレが渋いーーーー


かぁぁーーーーーーーーーーー


この曲は鞘師里保さんの1st EP『DAYBREAK』のオープニングトラックになっている。EP発売前に先行配信もされたので、鞘師里保さんのソロ作品として、最初に、ファンや世間の皆さまの耳に届けられた楽曲である。それは、ソロアーティストとしての鞘師里保の方向性を示す一曲ということにもなるわけで、そういった光と少しの緊張感を纏った、記念すべき楽曲ともいえる。
(すでにソロ曲「あの日約束したから」は披露されていたが音源化はされていなかった、はず)

ジャンルとしては、シティポップかな。
ベースが渋いんだ。

これは鞘師里保YouTubeチャンネルのダンスプラクティス動画。

ダンスプラクティス動画の鑑賞。それは遺跡の発掘調査のようなもので、コツコツコツコツ掘っていると、ふいにまだ出会ったことのない鞘師さんに出会えたりするのでもう大変だ。

ダンプラ鑑賞の流れとしては
・全体を観る
・顔にフォーカスをあてて観る
・手にフォーカスをあてて観る
・足にフォーカスをあてて観る

ここまではダンスプラクティス検定3級レベル。
ダン検2級以上は更に充実したプログラムを修了する。
・右足/左足 各フォーカス
・右手/左手 各フォーカス
・髪の毛フォーカス
・クリップ保存
・スロー/倍速再生
・特定の楽器音にフォーカスをあてて動きを追う
・停止した状態でコントロールバーを細かく動かす(ポージングフォーカス)

他にも、肩フォーカス、肘フォーカス、腰フォーカスなど多忙を極めることがある。

なんだか盛り上がってきたので、Find Me Outダンプラで個人的に好きなところを共有する。

手の美しさにうっとり


指先にフォーカスするもまた良し


ベース音を取るさりげない足の動き


首筋の美しさ、踊る髪の毛、悶える私


回転しながら足で音を取るんだ、、ふーん…


あぁ…




楽曲そのものについては、鞘師さんが先に詞を書いて、そこに宮野弦士さんが歌詞のイメージから曲をつけていったという流れらしい。以下のインタビューで話されている。


なるほど。すごく腑に落ちた。なぜ鞘師里保さんは初めましての一曲にシティポップのサウンドを選んだんだろうかと薄っすら気になっていたが、歌詞の世界観だったんだ。

鞘師里保さんの作詞、個人的にすごく好きだ。

例えば、自身が経験したこと、感じたこと、思考したこと、伝えたいことを整えて言葉にする、というだけで終わらせていない。

ほんとは何がしたかったのか、何が不安なのか、何が苦しかったのか、感情や思考の源泉みたいな心のもっともっと奥底にあるものを引っ張り出すという苦しい作業をした作詞だと感じることができる。

「私をもっと知ってほしい」のに怖がって「最後まで知らなくていい」と少し距離をとりながら、それでも「Can you find me out?(私を見つけてくれますか?)」と投げかける。
最高に鞘師里保じゃないか。

歌詞の世界観はボーカルにもよく現れていると思う。この鞘師さんの声は強さがありつつも、決して張り上げる歌唱ではなく、どこか不安混じりで儚くて。落ち着いてはいるけれど成熟した大人にはなれてない少女のような少年のような、ユニセックスな中音域。そんな鞘師さんを、大都会東京を彷彿とさせる洗練された音が、包みこんでいる。作曲(多分編曲も)の宮野弦士さんに感謝だ。


あと、歌詞で一番お気に入りの部分は、サビの「大都会 東京に〜」のところ。

大都会。

クリスタルキングでしか聞いたことないもん。


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