【TIMES】2023年10月29日 5時24分 長月の満月 9th Full Moon / 晩秋 Late Autumn
【TIMES】2023/10/29 05:24
長月(ながつき)の満月
旧九月/晩秋 9th Full Moon / Late Autumn
地球暦が朔弦望の「長月(ながつき)の満月」をお知らせします。
The ninth Full Moon of the lunar year occurs on October 29th. Enjoy the stunning full moon and relish the passing autumn.
※日本では全国で部分食が見られる。ただし、小笠原諸島などでは月入帯食となる。部分食の開始:4時35分/食の最大:5時14分/部分食の終了:5時53分(時刻はステラナビゲータによる)
旧暦で九番目の満月となる「晩秋」の月が満ちてきました。
季節は土用もなかこの月は古くから「長月」という名で親しまれ、昼よりも夜の時間が長くなる「夜長月」、稲作が収穫となる「稲刈り月」と言われ、結実の最盛期。長月の満月は上半期の実りの充実を感じながらも、来たる冬の気配に少しそわそわしてきます。
秋最後の満月、どんな思いで見上げますか。
今まで18時はまだ明るかったのに、あっという間に夜の時間へと突入していきます。気ぜわしくも感じますが、
まさに、一年を一日とすると、夜18~19時ごろ。仕事を終えて帰路に着き、ほっとくつろぐ充足のような時。
食欲の秋、芸術の秋、行楽の秋、スポーツの秋、読書の秋…。
たくさん実りを味わうことができる晩秋の期間は、人気番組が重なる一年の中でもゴールデンタイムのような時間帯です。長くなる夜の時間を活かして、少し内なる時間をもってみてもいいですね。
秋分を過ぎた長月は昼よりも夜が長くなる「夜長月」。
関東地方でも6月の夏至の頃と比べると2時間半ほど昼が短くなっています。日が短く感じていたのも納得ですね。
長雨に秋晴れ、紅葉から落葉…、一年を脱ぎ去っていく自然の風景が日ごとに模様替えするように冬色へと変わっていきます。
日照時間や気温の変化から、お日さまの動きを感じたり、肌寒くなった夕刻から夜、空を見上げて月や星を想ったり。天を感じて、地に生きる。私たちは日々、このようにめぐる天の動きの中に自らも動きながら生きています。そんなつながりを感じていたいですね。
さて、寒露を過ぎると秋の陽はつるべ落としと言われるように舞台が暗転して冬の季節がやってきます。
新しいサイクルの神無月新月は、11月13日です。
今年は、神無月までに土用も終わり、立冬も迎え、冬の装いです。
長月の時空間情報
223 | 2023.10.29 長月 満月 05:24
224 | 2023.10.30
225 | 2023.10.31
226 | 2023.11.01
227 | 2023.11.02
228 | 2023.11.03 地球と木星の結び
229 | 2023.11.04
230 | 2023.11.05 長月 下弦 17:37
231 | 2023.11.06
232 | 2023.11.07
233 | 2023.11.08 立冬 01:36
234 | 2023.11.09 火星と天王星の開き
235 | 2023.11.10
236 | 2023.11.11
237 | 2023.11.12
238 | 2023.11.13 神無月 新月 18:27
10月29日は部分月食
明け方の部分月食を見てみよう
10月29日の明け方に部分月食が起こり、部分食の始まりから終わりまでをほぼ日本全国で見ることができます。
(小笠原諸島などでは、月が欠けたまま沈む「月入帯食(げつにゅうたいしょく)」となります。)
月食は、月が地球の影に入ることによって起こります。地球の影(本影)によって全て隠される「皆既月食」と、一部が隠される「部分月食」があります。今回起こるのは部分月食です。
参考記事:国立天文台 ほしぞら情報