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【TIMES】2024年6月5日 13時10分 芒種@太陽黄経75゜

【TIMES】2024年6月5日 13時10分 芒種@太陽黄経75゜

野には草が生い茂り、水鏡のような田んぼが目立つようになりました。春分から75度経過した「芒種」は仲夏のはじまりです。

夏至の手前のこの時期に、梅が実となるように「芒種」では、春までの流れが結実して結果となり、これから秋へ向かって穀類の種が蒔かれる時です。つまり、お米や麦などのイネ科では種と実りが交差し、乾いた黄金色の麦畑と、水を張った田んぼの田植え、この両方が同時に見られる時期。

PHOTO ACクリエーター:Sousuke48さん

一年に二つの作物を交互に植え、効率よく二毛作で回している昔ながらの光景で、種まきと収穫が同時に訪れる、まさにSeeding Fruition(地球暦オリジナル訳)。

二十四節気を24時間に例えると、今は午前11時ごろで一日の中でも活動が活発な時間帯。大地は日照とともに地温が上昇し、大気が温まることで梅雨の気配がやってきます。大地に雨が降ることで、地下部が活性し、これから地上部は飛躍的に成長します。
同時に虫や菌類の動きも活発になるため、防除などの工夫をするのも今が好機です。

PHOTO ACクリエーター:you_san_さん


北半球のピークとなる夏至、その一歩手前の「芒種」は、光の山頂の「夏至」まで上り坂のラストスパート!そして第1四半期のクロージングです☆

芒種 七五度

ノギある穀類 皆 稼する時節なり。

*  *  *

七十二候を参考に地域に合わせた
自分の歳時記を作ろう

[七十二侯]芒種の候


初候 | 螳螂生(かまきりしょうず)カマキリが生まれ出る
次候 | 腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる) 腐った草が蒸れ蛍になる
末候 | 梅子黄(うめのみきばむ)梅の実が黄ばんで熟す

[芒種からの目度]

ーただいま75度ー
この度、芒種 2024.06.05

  30度後 | 小暑 2024.07.06
  45度後 | 大暑 2024.07.22
  60度後 | 立秋 2024.08.07
  90度後 | 白露 2024.09.07
120度後 | 寒露 2024.10.08
180度後 | 大雪 2024.12.07
240度後 | 立春 2025.02.03
270度後 | 啓蟄 2025.03.05

PHOTO ACクリエーター:you_san_さん

芒種から夏至までの時空間情報

2024.06.05 芒種13:10 金星と地球の開き
2024.06.06 皐月 新月21:38
2024.06.07
2024.06.08
2024.06.09
2024.06.10 入梅18:33 皐月五_端午の節句 水星と天王星の結び
2024.06.11 水星と木星の結び 火星と海王星の結び
2024.06.12
2024.06.13
2024.06.14 皐月 上弦14:18
2024.06.15 水星と地球の開き
2024.06.16 水星と金星の結び
2024.06.17
2024.06.18
2024.06.19
2024.06.20
2024.06.21 夏至5:51 水星と冥王星の開き

2024.06.05 金星と地球の開き
PHOTO ACクリエーター:you_san_さん

🌎地球暦イベント情報🌎

【特別対談】大森由久 (麻栽培農家) ✕ 杉山開知 (地球暦考案者)

『年があらたまるとはどういうことか』
〜年神様と依代について〜

□ 日時 : 2024年6月15日(土)
開場 12時〜
開演 13時半〜16時半
懇親会 16時半〜17時半頃まで
懇親会ご参加希望の方はお持ち寄り歓迎!

早めに来て麻畑を見ながらお弁当をお召し上がり下さい。

□ 金額 : 1万円(資料代・お弁当・麻のお土産代込み / 当日現金)

□ 申込 : フォームよりご記入ください。

https://forms.gle/ZH4GLvQxx82ziovE9

□ 場所 : 野州麻紙工房 https://yashuasa.com/               □ 住所 : 栃木県鹿沼市下永野600-1

※電車でお越しの方は、JR栃木駅・東武線栃木駅北口からタクシー約30分(¥9000円〜1万円)。声を掛け乗り合いで来られるとお得です。例 : 4人割@¥2500円前後

※諸事情にてやむを得ず中止の場合はご容赦ください。
※取材関係者は事前に詳細をご連絡下さい。
※当日は麻畑に囲まれたギャラリー納屋にて麻グッズのお買い物もお楽しみ頂けます。

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【対談に寄せて】

世界には様々な暦術が存在するが、信仰や宗教、祭祀や儀礼の形態よりも、とりわけ衣食住の違いに基づく影響が大きい。つまり“何を着て、食べて、暮らしてきたのか?”という生活スタイルが風土特有の「暦」をもたらしたと言える。

私が二十代に中南米を旅したとき、先住民の暦からは明らかに“とうもろこし”が主食になっていることを肌で感じたし、ヨーロッパの暦からは“羊とぶどう”の雰囲気が漂っていた。ひるがえって日本の暦を眺めてみれば、そこにあるのは“大麻と稲作”であり、それが日本の国体であると同時に、歴史の中で忘却まっ最中のミッシング・リンクである。

全国各地の氏神さまをはじめ、神社には御祭神の力が宿ったお神札(ふだ)があり、それは「大麻(おおぬさ)」と呼ばれている。また暦も神宮では「大麻曆(たいまれき)」として扱われてきた。つまり全国のご家庭の神棚や壁に祀られている“お神札と暦”は、その成り立ちも存在も「大麻」と同義であるという事実がある。

そして“お神札+暦=大麻セット”を、年神さまの依代をとして背負った修験者たちは、各地の山々を駆け回り、座元や講元へと直接それを頒布していた。そのネットワークは現代風に言えば、まさにガラパゴス化した神事の御師活(おしかつ)だったのであろう。これは宗教と言うよりも万物に宿る霊性を重んじてきた日本の自然崇拝が醸成された結果としての祭祀文化の基盤であった。

かくして明治の改暦を機に17万人いた山伏・修験者たちは生業を終え、観象授時のもと純国産の暦制作を担った天文・暦方も消滅した。そして戦後にかけて米と同様に作付けしていた3万人の大麻の生産農家もいまや20数軒と風前の灯火である。

ヨーロッパ式の数字を数えるだけのカレンダーと、日本式の祭り事を取り仕切る暦とは、文化的に大きな違いがある。その根本である“大麻と暦”とは、換言すれば天と地の理(ことわり)の素形であって、人知を超えた何かでもある。

だから『暦』という字は麻を冠しながらも、一画目の“点”を省き、人が一歩引いて“天”に大事を委ねているのではないかと私は思っている。

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【プロフィール】

■杉山開知 Kaichi Sugiyama


太陽系時空間地図 地球暦 HELIO COMPASS
暦師 / 地球暦考案者 / 静岡市在住

2004年から本格的に古代の暦の伝承と天体を学び、2007年 太陽系を1兆分の1に縮尺した『太陽系時空間地図 』を考案し地球暦と名付ける。天文、農業、教育など多分野の研究者。日本暦学会会員

■大森由久 Yoshihisa Omori

麻栽培農家
栃木県鹿沼市出身、在住。江戸時代から続く麻栽培農家七代目。

麻に関する伝統文化、生活文化の継承と麻に関する産業の振興を目的に設立された一般社団法人「日本麻振興会」の代表理事。日本国内各地において過去10回の「麻フェスティバル」を開催。麻栽培の後継者の育成、麻の伝統工芸、加工業の開発など、古来より衣食住全てにおいて使われてきた麻を現代にアレンジしながら、人々の生活と麻のつながりを取り戻すための多岐にわたる取り組みを行なっている。

https://yashuasa.com/

https://www.instagram.com/yashuasa/

【Photo & Special Thanks】
神󠄀社󠄁本廳 神宮大麻の歴史 伊勢大大神楽之図https://www.jinjahoncho.or.jp/jingutaima/

APAN HEMP CREATION 400年続く野州麻
https://hemp-creation.jp/



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