「ネガティブハッピーチェンソーエッジ」を読んでから5分後の感想文
やっべ急がないと、タイトルに五分後の感想ってつけたから、あと数秒で六分後になっちゃう!
つーか書き始めたら、時間がかかるから、真の五分後の感想なんて存在しないんだけどね。
つまりタイトルに五分後の感想って書いてあるけど、比喩表現ってやつね、比喩。そこんとこよろしくね。
にしても、「ネガティブハッピーチェンソーエッジ」。
人世市場、俺の人生史上最も感動した本かもしれません。
前回の新NHKにようこそ!の感想のときにも同じことを言った気がしますけど、読み終わってから八分たっても、感動が続いているから、俺の人生史上最も感動した本ってことにしちゃいます。
この本を読むと人間そのものを味わうことができます。
うーん、なんていえば良いんでしょう。
わっかんねー、でも確かに心が、心臓が、ハートが震えていたと思うんですがね。
兎に角言えることは、僕はこの作者の本を順番に読んでいくと思います。
この作者、滝本竜彦さんの本を読むのは今回で4作品目なんですけど、ずっと良いです。
しかもその良さっていうのは、なんかオモロイ映画見てオモロイってなる感じじゃなくて、心の底から魂が震えているのが分かります。
魂です。魂。塊(かたまり)じゃないです。魂(たましい)です。
なぜか不思議と心の不安が取り除かれた感じがします。
登場人物が私の年齢と近いということもあって、悩みとか感情がリンクしているからよりそれが顕著にでているのかもしれないですけど、滝本さんの作品にはそういったパワーがあるのだと思います。
だんだんと時間も10分くらい経過して言葉もまとまってきたので「ネガティブハッピーチェンソーエッジ」に触れてみたいと思います。
とにかく思ったのは、この作者「深呼吸」に絶大なる信頼を得ていると思います。
同作者の「異世界ナンパ」という、これまた素晴らしい作品を最近読んだのですが、そこでスキル「深呼吸」というのが出てきて、効果は普通に深呼吸して心を落ち着かせるというものなんですけど、「ネガティブハッピーチェンソーエッジ」でも、「異世界ナンパ」ほどではないにしろ、何回か深呼吸していたので、もしかしたら作者がスキルを会得する前に書かれた本かもしれません。
冗談です。
作者が異世界から帰ってきたわけないでしょ。
つってね。
でも、この深呼吸の描写もとい、すべての描写に言えることなんですけど、作者本体のオーラが文章から出てきていて、本を読んでいると滝本竜彦さん本体を物語上にしたものを読んでいる感覚を味わうんですよね。
それがとても良いです。
滝本竜彦さんの本を読んでいる感じがしてすごく良いです。
そうだ!思い出した!この上の文章をずっと言いたかったんだ!
この作者の作品がなんで好きかっていうと、滝本竜彦さんの本を読むっていう体験をすることが好きなんだ!
うわー嬉しいー。
ようやく言葉になったわ。
前回の感想文でも、なんかもの足りないと思ったら、これか!
パネェ、言葉になったわ。
もう感想いいかな、言いたいこと言えたし、なんかいっぱいあった気がするけどもういいや、この事実を知れてよかったです。
作者の人へ
どうせこんなnoteは読んでもらえないでしょうが、念のため。
滝本竜彦先生なら、もしかしたらこの作品をエゴサして感想文を読んでくれるかもしれないと思ったので、念のため書き込んで置きます。
ありがとう。
とんでもなく面白かったです。
序盤の、絵美ちゃんを褒めるところの文とか、素晴らしい文だね、クールだね、最高だね。
腹筋から笑えました、図書館から借りた本なのにちょっと汚してしまいました。自分用の本買って、正式にこんど汚します。
あとがきのところで不安を無くすために本を書いていると書いてあって、なんかすごくそこか共感できました。不安を無くすために本を手にとっていたので。
NHKにようこそ!でもそうでしたけど、最後に皆死に向かおうとするのは、すごく人間臭くてすごく好きです。なんかどうしようもなくなったら死のうするそのマインドパターンは誰しも持っているので、すごくリアリティを感じられてココロオドります。
あと、友達みたいなキャラクターを作ってくれてありがとう。初めてあったはずなのに、佐藤も山本も岬ちゃんも絵美ちゃんもみんな前から友達だったみたいな感覚になります。そんで山本が意を決してバイクにまたがったら俺も何か意を決して頑張ろうとなりますし、佐藤が一か月禁欲を頑張ったなら俺も禁欲を頑張ろうとなります、サイヤ人にもなります。
すごく日常が応援されている気がして毎日ハッピーです。
ハッピーハッピー。
多分順番に滝本竜彦先生の本を順番に読んでいくと思います。
異世界つながりで、「ライト・ノベル」を読んで、メインディッシュで「僕のエア」を読みます。「超人計画」は最初の50ページは読みました。僕はあまりエッセイは得意じゃないかもしれません。
とにかく滝本竜彦先生の本全部読みます。
正直「ネガティブハッピーチェンソーエッジ」、20年前だから最後によもーとか思ってましたけど、いまの若者が読んでも面白いです。なぜなら私が今の若者だから。
「異世界ナンパ」の更新もまってます。
作者のひとにこんなこというのも変かもしれませんけど、良い友達になれそうです。
それでは滝本竜彦先生が作った音楽のなかに、ラストがソロギターの曲がないか調べて寝ようと思います。
センキュー。
「やつには勝てない、それでも方法は、あるーー」