「ニンジャバットマン」(おすすめ映画)
今回のおすすめ映画は、ズバリ!「ニンジャバットマン」ですッ!
まずね。30秒の予告があるので、こちらを見てもらいたいんですけど…
確かに、こういう映画なんです。ただ…
これって、実力の数分の1しか出していません。
実際には「限界までムチャをやった映画」なんです。
バットマンなのに、戦国時代にタイムスリップしちゃうし。ジョーカーが第六天魔王こと織田信長だったり。他のヴィラン(悪役)たちも、各地の大名になってますw
「ゴリラ・グロッド(声:子安武人さん)」っていう悪役が、タイムマシンを作って、みんなを日本の戦国時代に送りこんじゃうんですけど…
そもそも、このキャラ自体、バットマンの登場人物じゃないですからね。「フラッシュ」っていう、他のDCコミックスのキャラクター!
あげくの果ては、城が変形して合体ロボになっちゃうっていうw
「え?バットマンなのに、なんでロボット!?」…と思われるかもしれませんが、おそらく「東映版スパイダーマン」のノリなんでしょう(「東映版スパイダーマン」には、レオパルドンっていう巨大ロボが登場する)
で、なんでこんなコトになってるかというと…
作ってる人たちも「まさか、こんな企画が通るとは思わなかった!」って言ってるんです。
お金出してくれてるワーナー・ブラザースに「まさか、こんな企画通らんだろうな…」と思って提案したら「お!いいですね~」って返事が返ってきて。
「でも、さすがにコレは無理だろう…」って提案したら「ナイスなアイデアじゃないですか!」って言われて。
「いやいや、いくらなんでも、このアイデアは無理やろ…」と思ってムチャクチャな案を提出したら、「さすがですね!これで行きましょう!」って答えが来て。
結局、全部のアイデアが通っちゃったっていうw
だから、ムチャクチャな映画になってるんです。
なので、バットマン関係ないと言えば関係ないんですけど。そこかしこに過去の作品のオマージュが隠されていて、バットマン愛あふれる作品に仕上がっています!
そもそも、原作コミックでも「バットマン・メタル」とかいう、いろんな世界のバットマンが集合して戦う話とかやったりしてるので、なんでもありちゃ、なんでもありなんですよね~
作ってるのは「神風動画」っていうアニメ制作会社なんですけど(「ジョジョの奇妙な冒険」のオープニングなんかを作ってるとこ)
実に熱い映像の仕上がりになっています!
ただマジメなだけじゃなくて、いたるところにギャグも仕込んであるしw
声優陣も超豪華で、バットマンを山ちゃん(山寺宏一さん)ジョーカーを高木渉さん。諏訪部順一さんとか、チョーさんとか、ホウチュウさんとか、「これでもか!」っていうくらい名優を並べてきて…
ちょっとしか出番がない人たちもいて「ええ~、もっと活躍させてあげればいいのに!もったいない!」みたいな作りになっています!
声を聞いてるだけでも愉快なアニメですよ。
ヘイヨーさん、この映画をわざわざ劇場まで見に行って、それも遠くの映画館しかやってなかったので、往復の時間とか待ち時間を含めて6時間くらいかけて見てますからねw
それでも、あまりの内容のブッ飛び具合に、大満足して帰ってきて、ブルーレイまで買っちゃいましたw(それも、豪華版の高い方)
今どき、有料配信も普及してるので、DVDとかブルーレイってあんまり購入しないんですけど。「オーディオコメンタリー」ってのが入ってて、製作スタッフとか声優さんの裏話が聞けたりするので、やっぱりそういうのが楽しんですね。
なので、よっぽど気に入った作品は、ちゃんと購入するようにしています。
ま、そういう意味でも、おすすめの一作!