いびつに生きてきた跡
心の中に、身体の中に、これまでいびつに生きてきた跡があるような気がする。
そんなことが、ときどきある。
それがどうということも無いのだが、気になるときもあれば、あまり気にならないときもある。
今もまた、そのような軌跡を追っているだけなのかもしれない。そんな風に思うこともある。
どんな形であっても、それは必死に生きてきた跡なのだと思う。
自分の思うように、進んでいければいいのだが、往々にしてそれは叶わず、思わぬ軌跡を辿ることになる。
それでも力強く生きていくことができれば、後悔はないのだろうか。
いつも力強く生きていくこともまた、難しい。
弱さに打ちひしがれることもある。
どんな形であっても、過去の跡に囚われずに、今を生きていくことができれば、それで十分なのかもしれない。
そんな気持ちを持ったときに、過去の軌跡は、それがどんなにいびつなものであっても、これからの自分の糧となっていくのかもしれない。