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140字小説集 ちょっとこわいはにゃし(お寺で納涼怪奇譚2応募記録)

 「怖い話」に興味があります。
 具体的には、上手に書けるようになってみたいな、と思ってます。
 昔からひどい怖がりで、ホラーや怪談を好んで読んできたとは言えないのだけれど、何が怖くて、何が怖くないかに、すごく興味があるんです。恐れとはなんだろう。
 いつか、ああ、みんな言わないけど、それ、たしかにほんとに怖いよね、という話がかけたらいいなと思います。1ヶ月集中でホラーだけ書くとか楽しそう。

 noteの2000字のホラーに参加させて頂いたのに加えて、Twitterのこちらのコンテストにも応募をしています。というわけで、ちょっと怖い話のまとめです。


ちなみに、noteにもアカウントのあるいまいまりさんが最優秀賞を受賞なさっています。いまいまりさん、おめでとうございます!


さて、私の方ですね。1個め

 「隙間」。隙間は怖いなあと思います。全部あいているより怖い。
 寝ている場所が和室で、壁の一部が押し入れになっていて、ぴしっと閉めないと怖くて眠れません。押し入れに何かはいっているとしたら、それはドラえもんだよ! と自分を奮い立たせてもやっぱり怖い。
 眠い目をこすって、ぴしっとしめるはめになります。閉める時にはもう、怖くて締めに行ってるので、声がしたら最悪です。


2個め

「バイク」。実話も歓迎とのことでしたので、関係者の立場は異なりますが、ほぼ実話です。ここに登場する『叔父』にあたる方は、彼の母親が亡くなった晩から母親の幽霊を見た、ということを話しており、兄弟たちが複雑そうにその話を聞いていました。(もし叔父の話が真実だとしたら、多い兄弟のうち、叔父だけに姿を現したことになりますし、虚言だとしても、それはそれで複雑ですよね)。確かなのは、彼が兄弟の中の末っ子で、ひどく寂しがりやだった、ということだけ。
 この事件のあった数年後、叔父は行方不明になり(実際には叔父ではなく遠い親戚であったため)、随分たってから既に亡くなった、ということを風の噂で聞きました。


3個め

 「飼い猫」これもほぼ実話です。私は現在猫を飼っていない、など現実からの脚色はあります。
 ずっと何らかのペットのいる家で産まれており、私が産まれた後、犬5匹、猫2匹をほぼ重複なく飼っています。このうち3匹は交通事故等で亡くなっています。不吉なことを言われるのも仕方がないかもしれません。
 自分がかかわることで、生き物が不幸になるのは、ちょっと嫌ですね……。
 ペット居住可のところに住んでいるため、何度か保護猫の飼育を頼まれてはいるんですが、飼う猫が、一生、私しか家族がいない状態で過ごすことになるのか(多頭飼いは流石に無理です)、と思うとかわいそうで、お断りを続けています。車がないので、病気の時に病院にも連れて行けないしね。


4個め

「図地反転」。これは……ショートショートの手法ですね。私的な分類タイトルが技名(私は話の落とし方を分類して勝手に必殺技名をつけるのが趣味です)なのが動かぬ証拠。怖い話はどこいったんだ。
 「そして誰もいなくなった」よろしく、語りの大きな罠を、一回くらいは、どかーんと決めてみたいなあ……。


「お寺で納涼怪奇譚2」は、お寺で怪談を楽しもう、という企画で、当日の様子がyoutubeで配信されています。よろしかったら、ご覧ください。


主催者の方がnoteにもいらっしゃいます。


書いてみたいなあ、背筋も凍るような怖い話!

140字小説集 No.002